渡辺謙、『GODZILLA ゴジラ』監督と再タッグ コロナ禍で連絡受け出演快諾
俳優の渡辺謙が、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』を手がけたギャレス・エドワーズ監督と、新作SFアクション映画『ザ・クリエイター/創造者』(9月29日全国公開)で再タッグを組んだ。謎のヒューマノイドを演じる渡辺が、本作出演を決めた理由を語った。
舞台は、人類を守るはずのAIが核を爆発させた2075年。人類とAIの戦争が激化する中、元特殊部隊のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ出し、暗殺に向かう。そこで待っていたのは、純粋無垢な超進化型AIの少女アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)だった。
コロナ禍の2021年に、エドワーズ監督から「タイで新作を撮る」と連絡を受けたという渡辺。「題材は『AIと人間の戦い』。早速プロットを読む。今までの機械と人間という対峙とは一味違う、西洋vs東洋の価値観や文明の相違という切り口に、ギャレスらしさがあって、快諾した」と出演の決め手を告白する。
作品設定については、「人間も痛みや喜びを学習し成長していく。同じ様にAIもそうやって成長した時代。人間に取って代わる気持ちが無いのに、人はそれを恐れ駆逐しようとする。ある意味、今まで世界のヒエラルキーの中で行なわれて来た歴史にも重なる」とコメント。エドワース監督は、インディーズ時代に立ち返ったかのように、自らカメラを担いで撮影していたそうで「さあ、どんな仕上がりになっているのか、出演者達が一番驚く事になるのは間違い無い」と期待を寄せた。(編集部・倉本拓弥)