【ネタバレ】『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ラストシーンが意味すること 監督が解説
映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(全国公開中)のメガホンを取ったジェームズ・マンゴールド監督が、主演のハリソン・フォードにとって最後の『インディ・ジョーンズ』となる本作のラストシーンの解釈を、Entertainment Weekly に明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)
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前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)から15年ぶりの新作となる『運命のダイヤル』は、定年退職を迎えた70代のインディが、歴史を変える力を持つというダイヤル“アンティキティラ”を巡り、元ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)と激しい争奪戦を繰り広げる。
1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)から42年間続くシリーズの歴史に一旦ピリオドが打たれる同作。クライマックスでは、インディが初代ヒロインで別居中だった妻マリオン(カレン・アレン)と感動の再会を果たし、自宅の外に干してあったトレードマークのフェドーラ帽を手に取るラストカットで幕を閉じた。
マリオンと和解し、『運命のダイヤル』での冒険を終えたインディ。ハリソン主演のシリーズはこれで最後となるが、帽子を手にしたインディの冒険は続くのだろうか? マンゴールド監督は「彼が採掘を止めることはないでしょう」と解説する。
「彼が物干し用ロープから帽子を取った時が、彼の物語の終わりではないと思います。あのエンディングは、キャラクターの冒険の終幕を意味するものではありません。彼らの物語において、神の恵みを受ける段階に突入したと考えられます」
「おそらく、彼は明日も起きたら何かしたくなっているはずです。ですが、時空の裂け目でナチスと戦うことはないでしょう」とインディの生活はこれからも続くとマンゴールド監督。映画で描かれることはないが、インディとマリオンのこれからついて、「二人はインカ帝国の遺跡を求めてロードトリップに出かけるか、モンタナかノースダコタで採掘活動した後、山小屋をレンタルすると思います。引退した考古学者としての生活をエンジョイしている姿が想像できます」と述べている。(編集部・倉本拓弥)