『インディ・ジョーンズ』新作、首位デビューも厳しい出足
全米ボックスオフィス考
先週末(6月30日~7月2日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気シリーズ第5弾『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が興行収入6,036万8,101ドル(約85億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル140円計算)
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初登場1位は死守したものの、本作には宣伝費を含まずとも2億9,500万ドル(約413億円)の製作費がかかっていること、前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)は1億13万7,835ドル(約140億円)のオープニング興収を上げていたことを考えると、なかなか厳しい出足となった。現在80歳のハリソン・フォードが最後のインディ・ジョーンズを演じた同作は新たな若い層を劇場に呼び込むことに苦戦したようで、観客の42%を45歳以上が占めたと The Hollywood Reporter が伝えている。
ドリームワークス・アニメーションの新作『ルビー・ギルマン、ティーンエイジ・クラーケン(原題) / Ruby Gillman, Teenage Kraken』は興収550万990ドル(約7億7,000万円)しか上げられず6位デビューと大苦戦。一方、オープニングの数字が思わしくなかったディズニー&ピクサー映画『マイ・エレメント』は口コミの良さに支えられ、公開3週目も2位をキープしている。一方、『マイ・エレメント』と同日公開だったDC映画『ザ・フラッシュ』は8位に沈んだ。(編集部・市川遥)
6月30日~7月2日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
2(2)『マイ・エレメント』
3(1)『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
4(4)『ノー・ハード・フィーリングズ(原題) / No Hard Feelings』
5(5)『トランスフォーマー/ビースト覚醒』
6(初)『ルビー・ギルマン、ティーンエイジ・クラーケン(原題) / Ruby Gillman, Teenage Kraken』
7(7)『リトル・マーメイド』
8(3)『ザ・フラッシュ』
9(6)『アステロイド・シティ』
10(8)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』