広瀬アリス、TBS連ドラ初主演 30歳の大学生役で道枝駿佑とラブコメディー
女優の広瀬アリスが、10月期連続ドラマ「マイ・セカンド・アオハル」(TBS系・毎週火曜午後10時~)でTBSドラマ、及び同局の連ドラ初主演を務めることが28日、同局より発表された。30歳にして大学生になることを決意し、第二の人生をスタートさせた主人公が、令和の大学生に揉まれながら恋に、勉強に、夢に奮闘するラブコメディー。道枝駿佑(なにわ男子)が、主人公の運命を大きく左右する大学生役を務める。脚本は「東京ラブストーリー」(2020)などの北川亜矢子が執筆する。
主人公の白玉佐弥子 (しらたま・さやこ/広瀬)は、「運」と「間」が絶妙に悪く、学歴もお金もない社会人。 建築について学びたいと大学受験に挑むも失敗し、それ以来「こんなはずじゃなかった」という想いを胸に抱き続けたまま、想像以上にドン底の30歳を迎えてしまう。
そんな中、佐弥子はひょんなことから大学生・小笠原拓(おがさわら・たく/道枝)と出会う。 「あのとき大学に行けていれば、今とは違った人生があったのに」と胸の内を打ち明ける佐弥子に、拓は「今からでも遅くないんじゃない? なればいいじゃん、大学生」と言い放つ。一度は諦めた建築デザイナーの夢。佐弥子は夢を掴む第一歩として学び直しを決意し、かつて行きたかった大学へと入学する。同じ建築学科の“年下の先輩”として出会ったのは、自分の背中を押してくれた拓だった。
放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」での演技も話題の広瀬は、自分の手で夢を掴み取ろうと人生をアップデートし続ける、エネルギッシュな30歳の大学生役に挑戦。「猪突猛進な部分もありつつ、器用ではないからこそすごく計画を立てて頑張るタイプですが、人生であと一歩だよなっていうちょっと惜しい女性」と役を説明すると、「佐弥子は30歳で、 私自身も29歳になるので、 脚本を読んでいて佐弥子と同じ気持ちになることも多いです」と共感する部分も多いという。
初共演の道枝については、「初めてお会いして、キラキラしてるなって思いました。昔からテレビに出られているのも知っていたので、お会いする前に何本か映画を拝見しました。人間観察のつもりで見ていたんですけど、最後はキュンキュンして終わっちゃいました。若さとキラキラを放っていて、これからこの輝きに耐えられるかどうか不安です(笑)」とコメントしている。
また、デビュー後初のTBSドラマ出演となる道枝は「火曜ドラマ枠は僕の先輩方もお世話になっていて、その先輩方が視聴者の方々をキュンキュンさせているというイメージがすごくあり、僕もいつか出たいと思っていた憧れの枠だったのですごくうれしかったです。僕も皆さんをキュンキュンさせる自信はあります(笑)。精一杯頑張ります!」と意気込む。
自身の役については「いつも自然体でめちゃくちゃクールな建築学生」と説明。「拓は自分にないものをいっぱい持っているので、どう演じようかなと思っている最中ですが、監督からは等身大でやってくださいと言っていただいたので、自分なりの拓を作っていけたらなと思っています」と期待を膨らませた。
プロデューサーの塩村香里は、「このドラマのテーマは、『今、一歩踏み出す勇気』。 恋愛、進学、仕事、結婚……人生にはいろいろなターニングポイントがありますが、私たちは過去に戻ってやり直すことはできません。しかし、後悔を乗り越えていくために、『今』一歩踏み出し、人生を変えていくことはできる! そんなメッセージをお届けしたいと思い、このドラマを企画しました」と制作経緯を語っており、「秋の夜を彩る、二人のアオハルストーリーをー緒に見守っていただけたらうれしく思います」と呼びかけた。(編集部・倉本拓弥)