ケネス・ブラナー監督・主演『名探偵ポアロ』犯人は人間か亡霊か シリーズ最新作予告編公開
ケネス・ブラナーが監督・主演を務め、アガサ・クリスティーの人気ミステリーを映画化するシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の日本版本予告編とUS版ポスタービジュアルが公開された。
『オリエント急行殺人事件』(2017)、『ナイル殺人事件』(2020)に続いて、ケネス演じる名探偵エルキュール・ポアロの活躍を描く本作は、アガサの小説「ハロウィーン・パーティ」が原作。水上都市ベネチアで、「死者の声を話せる」と語る霊能者(ミシェル・ヨー)による“超常現象”の謎を解き明かすため、子供の霊が出現するという屋敷で開催される降霊会にポアロが参加する。やがて招待客のひとりが“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロまでも命を狙われることに。予告編では、まるで亡霊の仕業のような殺人に戸惑いながらも、「合理的な答えが必ずある」「殺人犯はこの中にいる」と果敢に事件に挑んでいくポアロの姿が映し出される。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーと、ケネス・ブラナーの演技合戦にも注目の本作。そのほか、女優でコメディアンのティナ・フェイや、ケネス監督の『ベルファスト』(2021)にも参加したジェイミー・ドーナンらが共演者に名を連ねる。
起きているのは殺人事件なのか超常現象なのか。本作についてケネスは「ベネチアという美しい謎の中にポアロを閉じ込めることで、彼を常識が通用しない超常現象ミステリーの世界に突入させる物語にすることができたのです」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日より全国公開