シンガポール発ロボットバトルムービー『メカバース』日本で世界初公開!小野賢章&花江夏樹が吹替
シンガポールで制作されたロボットバトル映画が『メカバース:少年とロボット』の邦題で、今年の冬に日本公開されることが決定した。吹替声優として、小野賢章と花江夏樹が参加しており、日本語吹替版特報映像とティザービジュアルも公開されている。
本作は、シンガポール映画界で活躍するリッチ・ホーが、資金繰りを含めた企画プロデュース、監督、脚本、撮影、音楽、美術・衣裳、出演の七役を一人で務め、11年かけて制作した渾身のロボットバトル映画。宇宙空間の自在な移動を可能にするゲート「ヘブンズ」が開発された時代を舞台に、豊富な水を求めて来襲する火星軍から地球を守る、メカ・パイロットを目指す青年・カイが、相棒のAI搭載ロボット・リトルドラゴンとの交流を通じて、ヒーローとして成長していく姿を映し出す。
ホー監督の熱意に呼応するように、シンガポールから始まったプロジェクトは世界に広がり、ニュージーランドで撮影、オーストラリアでCG制作、そして日本で吹替制作と世界初公開が実現した。
日本での初公開はホー監督の強い希望により決定したもので、その理由について「ロボット・メカ作品の宝庫である国、日本でプレミア公開することはまさに私の夢でした。『ウルトラマン』や『超時空要塞マクロス』、『ドラゴンボール』シリーズなどを見て育ち、そのアクションやストーリーに魅了されてきました。日本は、世界中の人々が、ロボットや怪獣がたくさんいると夢想する場所。つまり私にとっては夢を見る人、夢を持って戦い・生きた人たちがたくさんいる場所です。私は今、この11年間の旅の物語をもって、夢を忘れてしまった多くの夢追い人にもう一度夢を見ようと呼びかけたいです」と語っている。
主人公カイの声を担当する小野賢章は「11年の月日をかけて、監督が何役もこなし作り上げた作品と聞き、さらに吹き替えの現場にもいらっしゃっていて、監督の狂気的な情熱を肌で感じ、気が引き締まりました。想いの詰まったシンガポール発の超大作メカ・バトル、是非ご覧ください!!!」とコメント。
そして、カイの相棒となる心優しいロボット・リトルドラゴンの声を担当する花江夏樹は「監督が七刀流で11年の月日をかけて作られた大作にお声がけ頂き、とても光栄です。ロボットではありますが、無機質な中にも温もりを感じて頂けるように声を吹き込みました。カイがリトルドラゴンとの交流を通してどのような成長を遂げるのか、ぜひお楽しみに!」と観客に呼びかけている。(編集部・入倉功一)
映画『メカバース:少年とロボット』は2023年冬全国公開