森川智之、トム・クルーズ&戸田奈津子と映画鑑賞「不思議な感じだった」
声優の森川智之が9日、都内で行われた映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の大ヒット公開記念舞台あいさつに登壇し、自身が吹き替えを担当している俳優トム・クルーズとの知られざるエピソードを語った。この日は、日本版声優の広瀬アリス、津田健次郎、園崎未恵も出席した。
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本作は、トム主演のスパイアクションシリーズ第7弾。スパイ組織IMF所属の腕利きエージェントであるイーサン・ハントが、人類を脅かす新兵器を探すミッションに挑む。
長年、トムの日本語吹替を担当している森川は「皆さん、どうも。トム・クルーズです」と笑顔であいさつ。本作は今年公開の実写洋画で最速の200万人動員、興行収入も30億円を突破しており、それを記念するオブジェを披露した森川は「写真、あとでください。トムに送りますから。戸田さん経由で。喜ぶと思います」とトムと交流のある字幕翻訳家・戸田奈津子の名前を挙げながらプレゼントすることを宣言した。
トムが昨年、映画『トップガン マーヴェリック』ジャパンプレミアのために来日した際、戸田を含めた3人で同作を映画館で鑑賞したことも明かし、「なんか不思議な感じだった」と振り返る森川。「エンディングの時にトムが僕の前に来てくれて、『また来年ね。楽しみに待っていてね』と言って握手してくれて、自家用ジェットで帰られた」とも話すと、「ワクワクさせるんですよ、トムって。世界中の映画ファンをこんなにワクワクさせるスターはいないですよ」と感嘆。そして、「こんなにワクワクする映画が今ありますか? トムがアクションをやって、皆さんに楽しんでもらうために一心で作っている」と本作をアピールした。
前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)から武器商人ホワイト・ウィドウの声を担当している広瀬は、「当時まだ23歳とかで、未経験のことばかり過ぎて戸惑っていたんですけど、5年も経てば場数も年齢も重ね、前回よりは落ち着いてできたかなと思います」とアフレコを思い返す。また、グレース役の園崎が「(先に収録した自分の声に)お芝居を寄せてくださっている」と感じ、「めちゃくちゃうれしかったです」と感謝の言葉を伝えると、広瀬は「(映像を)見ながら頑張って勉強しました」と説明し、「ありがとうございます。吐きそうです。喜びが爆発のあまり……」と吐露。森川が「感心しました」、津田が「とても楽しませていただきました」と続けると、広瀬は「ありがとうございます……」と尊敬する声優陣の言葉をかみしめていた。(錦怜那)