『バービー』ケン役のライアン・ゴズリングは本当に歌ってる?
マーゴット・ロビーが主演を務める映画『バービー』(公開中)で、ライアン・ゴズリングふんするケンは見事な歌声を披露しているが、ライアン本人が歌っているのか?
世界で最も有名なファッションドール・バービーの世界を実写化した本作は、完璧でハッピーな毎日が続く“夢”のようなバービーランドで暮らすバービーとケンが、ある日すべてに限りのある“人間(リアル)世界(ワールド)”に迷い込み本当に大切なものを見つけるドリームファンタジー。バービーをマーゴット、ケンをライアンが演じる。マーゴットは主演とともにプロデューサーも兼任する。
ディズニー・チャンネルの「ミッキー・マウス・クラブ」出身のライアン。同番組で歌を披露していたこともあり、歌が上手いことはデビュー当時から知られていた。「Dead Man’s Bones」というロック・バンドを結成し、2009年にアルバムをリリースしたこともあるなど、ミュージシャンとしての一面もある。なお、歌以外にもピアノ、ギター、ベース、ドラムなどもこなす多才ぶりだ。2017年に公開された映画『ラ・ラ・ランド』では、ジャズピアニストを目指す青年セブを演じ、エマ・ストーンとデュエットした「City of Stars」は、アカデミー賞歌曲賞を受賞した。
演技派であるだけでなく、歌唱の実力もプロ級のライアン。『バービー』で披露したケンがバービーへの想いを切なく歌い上げる「僕はただのケン♪」も、もちろん本人が歌っており、その実力を思う存分発揮している。自分の存在意義に疑問を抱いたケンが、自身の魂の叫びを熱唱する姿は必見だ。(今井優)