『キングダム』ホウ煖は吉川晃司・李牧は小栗旬!公開から1か月経て公式発表
原泰久の漫画を山崎賢人(※崎はたつさきが正式表記)主演で実写映画化する『キングダム』シリーズの第3弾『キングダム 運命の炎』(公開中)に、吉川晃司がホウ煖(ホウケン※ホウはまだれに龍が正式表記)役、小栗旬が李牧(りぼく)役、佐久間由衣がカイネ役で出演していることが28日、東宝株式会社より公式で発表された。併せてホウ煖、李牧のキャラクタービジュアルと、二人を正面から捉えた本編シーンを使用した映像も公開された。
『キングダム 運命の炎』は、単行本69巻までの累計発行部数9,900万部(2023年7月時点)を記録する人気漫画に基づき、紀元前、中国春秋戦国時代に天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す秦国の若き王・エイ政(吉沢亮※エイ政のエイは、上に亡、中に口、下左から月、女、迅のつくりが正式表記)を描くシリーズの第3弾。信、王騎将軍(大沢たかお)ら秦軍が超大国・趙を相手にした「馬陽(ばよう)の戦い」と、エイ政の過去をたどる「紫夏編」のエピソードで構成されている。
ホウ煖、李牧は「馬陽の戦い」において重要なキャラクター。予告編映像ではホウ煖、李牧らと思しき後ろ姿やシルエットが登場し、ネット上でキャスト予想が展開されていたが、初日を迎えてもなおキャストが公式で発表されることはなかった。
吉川演じるホウ煖は、圧倒的武力で強者を倒すことにのみ生きる意味を見出しており、(かつて敗北した)王騎とは因縁の相手。突如として秦の陣営に単身で夜襲をかけてきた巨体の男で、その身に神を宿す“武神(ぶしん)”として畏れられる、趙国の真の総大将。信が率いる特殊部隊・飛信隊の前に立ちはだかり、いまだかつてない脅威となる。公開された映像内では鼻から頬にかけて大きな傷があり、巨大な矛を振り回して信を一撃で吹っ飛ばす様子が見られる。
小栗演じる李牧は、趙国がその存在を他国に隠していた謎の男。遠方の高台から合戦の様子を観察していた河了貂(かりょうてん/橋本環奈)たちのところへひょうひょうとした様子で現れる。カイネ(佐久間)は、李牧と共に現れた女剣士。李牧からの信頼が厚く、常に彼の傍らにいる。映像内の李牧は青を基調にした衣装をまとい、あご髭を生やし不敵な笑みを浮かべている。
キャスティングについて、プロデューサーの松橋真三は「最大の難関でした。あの強すぎる王騎将軍や信たちを脅かす最強の軍団を実際に作らねばなりませんから。願いが叶い、登場するだけでヒリヒリするような方々にご参加いただくことができました」、原作者の原は「ホウ煖役の吉川晃司さんは、漫画原作でも描いてきた最強の武人という迫力を存分に出して下さっていますし、原作でも重要な立ち位置であり続ける李牧役を小栗さんに演じていただいて本当に嬉しく思っております。お二人の登場で、『運命の炎』はさらに燃え盛っています!」とコメントを寄せている。
『キングダム 運命の炎』は、7月28日に全国510館(IMAX:49館/4D:78館/DOLBY CINEMA:7館を含む)で公開され、28日間(8月24日時点)で観客動員数305万人、興行収入43.7億円のヒットを記録している。
松橋P、原作者・原のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
原作者:原泰久
信たちの前に立ちはだかる趙国の将、ホウ煖と李牧のキャストがいよいよ解禁となりました。“武神”と謳われるホウ煖役の吉川晃司さんは、漫画原作でも描いてきた最強の武人という迫力を存分に出して下さっていますし、とにかく恐ろしい。また、謎の趙将・李牧役には小栗旬さん。原作でも重要な立ち位置であり続ける李牧役を小栗さんに演じていただいて本当に嬉しく思っております。劇中でも圧倒的な存在感でした! 映画『キングダム』シリーズに満を持してご出演いただいた大物俳優お二人の登場で、『運命の炎』はさらに燃え盛っています!ぜひ劇場の大画面でご覧ください!!
松橋真三プロデューサー】
キャスティングについては最大の難関でした。なにしろ、あの強すぎる王騎将軍や信たちを脅かす最強の軍団を実際に作らねばなりませんから。願いが叶い、登場するだけでヒリヒリするような方々にご参加いただくことができました。原作をご存知の方はもちろん、すでに映画『運命の炎』をご覧になった方にも『そうきたか!』とうなずいてくださっただけでなく、激しい感動を覚えていただいたと思います。この豪華過ぎるキャスト陣がひとつの映画に出ていることが奇跡であり、その奇跡を起こせるのがこの『キングダム』という巨大なプロジェクトなのです。公開から1か月、ずっと大ヒットしていますが、この勢いはまだまだ止まりません! ぜひ、劇場の大スクリーンでご覧ください。