舘ひろし、土方歳三役で実写版『ゴールデンカムイ』出演「演じてみたいと思っていた」
山崎賢人主演で野田サトルの人気漫画を実写化する映画『ゴールデンカムイ』（2024年1月19日公開）のキャスト陣が30日に発表され、舘ひろしが、元新選組副長・土方歳三役で出演することが明らかになった。（山崎賢人の「崎」はたつさきが正式表記）
本作は、日露戦争終結直後、広大な北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐる争奪戦を描いたサバイバルアクション。“不死身の杉元”と呼ばれる元陸軍兵の杉元佐一（山崎賢人）、大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎（玉木宏）、土方歳三らが、金塊のありかを示す「刺青人皮（いれずみにんぴ）」を追って戦いを繰り広げる。
『ゴールデンカムイ』に登場する土方は、戊辰戦争で戦死したとされていたが、実は政治犯として幽閉され、生きながらえていたという設定。自らの野望を実現しようと画策する土方は、元・新選組二番隊組長・永倉新八（木場勝己）と合流し、杉元や鶴見中尉を相手に金塊を追い求める。年齢を重ねてもその力は衰えておらず、原作でも圧倒的な強さを見せつけた。
かつて、大映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー／最後の錬成』で、大総統キング・ブラッドレイを演じたこともある舘は、再び挑む漫画の実写化に「有名な原作の映像化に、参加させてもらい大変嬉しい思いです」とコメント。
また、「土方歳三というのは、常々演じてみたいと思っていた役でした」と明かし「土方は、誰よりも武士ということに憧れ、武士よりも武士らしくしたいという想いがあったのではないかと、原作漫画に加え、土方の本も読み直し、イメージを膨らませ、演じさせていただきました」という舘は、「漫画を読んだ時に、それぞれがイメージする世界があると思いますが、今作はそれを超えた映像を皆さんにお見せできるのではないかと、今から公開が楽しみです。是非、期待していて下さい」と呼びかけている。
本作にはそのほか、山田杏奈（アシリパ役※「リ」は小文字が正式表記）、眞栄田郷敦（尾形百之助役）、矢本悠馬（白石由竹役）、工藤阿須加（月島基役）、柳俊太郎（二階堂浩平／洋平役※「柳」は木へんに夘が正式表記）、大谷亮平（谷垣源次郎役）、勝矢（牛山辰馬役）、木場勝己（永倉新八役）、大方斐紗子（フチ役）、マキタスポーツ（後藤竹千代役）、秋辺デボ（大叔父役）が出演。
制作プロダクションは『キングダム』シリーズのCREDEUS、監督は『HiGH&LOW』シリーズなどの久保茂昭、脚本は『ONE PIECE FILM RED』などの黒岩勉、音楽は『キングダム』『東京リベンジャーズ』シリーズのやまだ豊が担当する。（編集部・入倉功一）