東京のハリポタ施設、学校団体向けの特別授業を開始!『ハリー・ポッター』で映画制作を学べる
東京・練馬区としまえん跡地の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で、学校団体向けの特別授業「エデュケーション・プログラム」が9月1日よりスタートする。それに先駆けて31日、模擬授業の様子がメディアに初公開された。
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「スタジオツアー東京」は、映画『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズの制作の舞台裏に足を踏み入れ、映画制作の驚くべき世界を体験できるウォークスルー型のエンターテインメント施設。「エデュケーション・プログラム」は、子供たちの映画制作への理解をより深めることを目的に、「スタジオツアーロンドン」では2012年の開業年よりスタートしたプログラムで、現在は17つのクラスを実施するまでに成長。5,700校を超える学校が訪れ、21万人以上の学生が体験した人気のプログラムとなっており、実際にこれをきっかけに映画界に足を踏み入れることになった人々もいる。
日本では、イギリスで数々の教育賞に輝いた「エデュケーション・プログラム」から、「アート・オブ・サウンド」「企画売り込み」「映画ビジネス」「映画のグラフィック・アート」という各45分間、4つのクラスを実施。この日は筑波大学附属駒場中・高等学校、渋谷教育学園渋谷中学高等学校、渋谷教育学園幕張高等学校、帝京大学高等学校、浅野中学校・高等学校の学生たちが、効果音アーティストがどのように映画の背景音を作成するかを学ぶ「アート・オブ・サウンド」の授業を受けた。
実際に『ハリー・ポッター』シリーズの映像クリップを使いつつ、教員資格を持ったスタッフによるディスカッションや実践的なワークショップを体験した学生たちは「こんなふうにわざわざ音を作っているとは知らなかった」「みんなでクリップに合わせ、いろんな工夫をして音を作るのが楽しかった。素材とならし方で音は何通りにもなるから」と知的好奇心を大いに刺激された様子。インタラクティブな授業も「みんなで議論をして、実際にやってみることでよく理解できる」と好評だった。
そのほか「企画の売り込み」は映画制作に入る前のアイデアのプレゼンや資金調達に関する授業、「映画ビジネス」は1日の製作費はいくらかなど『ハリー・ポッター』シリーズのシーンを例に映画制作に必要なビジネス原則を学ぶ授業、「映画のグラフィック・アート」はグラフィック・デザイナーの役割が映画制作においてとれほど重要なのかを学ぶ授業となっている。
「エデュケーション・プログラム」の参加は、国内の小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、認定インターナショナルスクールなど(6歳~18歳)、学校単位で受け付けている。学校団体向けのチケットを購入すれば、ツアー体験前に各45分間のレッスンのいずれかを無料で受講することができる。内容は参加する生徒の年齢やバックグラウンドに合わせてカスタマイズ可能で、受講言語も日本語または英語から選択できる。(編集部・市川遥)
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のチケットは公式サイトで販売中 ※全てのチケットは事前予約制