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今夜放送!名探偵コナン『天国へのカウントダウン』最新作とのリンクは?黒ずくめの組織初登場

最新作とのリンクに注目!
最新作とのリンクに注目! - (C) 2001 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサル ミュージック・小学館プロダクション・東宝・TMS

 現在公開中の劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』のフィナーレに向けた特別企画「ブラッククロージング」が盛り上がりを見せる中、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』が、15日の金曜ロードショーで放送される。最新作『黒鉄の魚影』とのつながりとともに、『天国へのカウントダウン』の見どころを紹介する。

【画像】黒ずくめの組織初登場回!

 2001年に公開された劇場版第5弾となる本作は、劇場版シリーズで初めて「黒ずくめの組織」が登場した記念すべき作品。舞台は、富士山が一望できるツインタワービルを舞台に、そこで市議会議員が殺害され、現場には2つに割られたお猪口(ちょこ)が残されているという事件が発生。同タイミングで黒ずくめの組織の怪しい動きを察知したコナンは、事件と組織の関連を調べ始める。そんな中、次なる殺人事件が発生し……。

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 黒ずくめの組織ががっつり描かれるということは、裏切者であるシェリー/灰原哀がフィーチャーされる=彼女の身に危険が及ぶストーリーが展開することは明白。灰原は第3弾『世紀末の魔術師』から劇場版に登場していたが、本作では彼女の出番も大幅アップ。ただ『黒鉄の魚影』とは少々様相が異なるのがポイント。『天国へのカウントダウン』の灰原は、コナンたちと知り合ってからまだ日が浅く、(巻き込まないためにも)心を閉ざしている状態。彼女がコナンたちに隠れて取る不可解な行動がサスペンス/ミステリー要素を強めており、劇場公開時には「灰原哀は敵か、味方か?」が宣伝文句のひとつだった。そうした現在との違い、もっというと本作を経て灰原が“仲間”になっていく過程のエモーショナルなドラマも楽しんでいただきたい。

 そして黒ずくめの組織の暴れっぷり。シェリーをあぶり出すため&組織の目的のためには手段を選ばず、ツインタワービルを爆破したりライフルで狙撃したりと一切の容赦がない。しかも極めて冷静に「爆破することで誘導する」策略を巡らしている点。本作の段階で登場する構成員はジンやウォッカくらいだが、それでも十二分にその“怖さ”を感じさせられるはずだ。ちなみにライフル狙撃シーンで意外な活躍を見せるのが、シリーズおなじみの“あのキャラクター”。彼女の本作でしか観られないビジュアルも、見どころの一つだ。

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天国へのカウントダウン
ひーーーーーー!

 なお『天国へのカウントダウン』は、原作者の青山剛昌がパニック映画の名作『タワーリング・インフェルノ』を提案したこともあり、アクションが怒涛の勢いで展開。ビルが爆破され、人々が逃げまどうシーンの緊迫感や、蘭がコナンを抱えてビルから飛び降りるシーンの迫力(青山描き下ろしの美麗カットにも要注目!)、コナンがスケボーでタワーからタワーへと飛び移るダイナミックなシーンなど、全く飽きさせない。

 極めつけはクライマックスの自動車を使ったアクションシーンで、前半の何気ないシーンの見事な伏線回収、少年探偵団の灰原への強い想いが絡み合う屈指の名シーンとなっている。ちなみにこのシーンの灰原の行動と重なるのが、赤井秀一が初登場する「謎めいた乗客」編、セルフオマージュ的演出が楽しめるのが第21作『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』。ご興味のある方はこちらもぜひチェックしてみてほしい。

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 そして『黒鉄の魚影』とのリンク。ネタバレになってしまうため多くは語れないが、実は『天国へのカウントダウン』の序盤で登場する“ある機械”が、『黒鉄の魚影』を観ているといろいろと妄想を働かせることができる仕様になっているのだ。同シーンでは少年探偵団の吉田歩美ほかのレアな姿も収められており、コナンファンにとっては必見の内容といえる。『天国へのカウントダウン』は黒ずくめの組織×灰原哀にフィーチャーした作品だが、前述したとおり少年探偵団が過去イチ活躍する物語でもある。各キャラクターの成長を見ていくうえでも重要な作品といえるだろう。『黒鉄の魚影』でコナン沼にハマった方や、過去作をまだ観ていない方/最新作まで到達できていない方においては、本作を機に順を追って『名探偵コナン』シリーズを観ていく楽しさに目覚めていただけたら幸いだ。(文:SYO)

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