反町隆史「GTO」スペシャルドラマで復活!自ら希望し鬼塚役に復帰
反町隆史主演で1998年に放送された連続ドラマ「GTO」が、新作スペシャルドラマ「GTOリバイバル」として復活し、2024年の春にカンテレ・フジテレビ系で放送されることが発表された。
「GTO」は、藤沢とおるの同名漫画を原作に、元暴走族の高校教師・鬼塚英吉(反町)が、破天荒な指導で生徒たちとぶつかり合い、教育現場に風穴を開ける学園ドラマ。松嶋菜々子がヒロインを務め、窪塚洋介、小栗旬、池内博之、藤木直人など今を時めく人気俳優が出演。1999年にドラマスペシャルが放送され、劇場版も公開。反町が歌う主題歌「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」と共に一世を風靡(ふうび)した。
「GTOリバイバル」でも、鬼塚が問題だらけの高校に教師として赴任、当時はなかったSNSでの誹謗(ひぼう)中傷やトラブルが増加するなか、令和に生きる生徒たちを相手に、鬼塚流の熱血授業を繰り広げる。
連ドラ放送から25年(放送時は26年)。反町は、これまで何度か復活を持ちかけられたと明かしながら「今このタイミングで復活することに意味があると思い、今回は自分から声をかけさせていただきました」と告白。「前回の放送から25年経ち、私自身2人の子どもを育てた今、果たしてどんな鬼塚を演じられるのだろう、そして、現代ならではの問題や悩みを抱えた令和の高校生と鬼塚の生きざまがどのような化学反応を起こして、視聴者に何を伝えることができるのだろう、と興味を持ったからです」とその理由を明かす。
生徒役には「中には、当時の『GTO』を知らないキャストもいると思うのですが、昔を知らなくても全然良いので、現場をはちゃめちゃにかき混ぜて欲しいです(笑)」と期待。「教師は、生徒に尊敬される存在であるべきだと思っているので、生徒の見本になるような教師を演じられたらと思います。自分が学生の頃より教師と生徒の間に少し距離感があるのかなと感じていて、時代関係なく、教師と生徒の関係で大切なことは何かをズバリ伝えられたらと思っています。自分が考える鬼塚像と学生生活で1番大切だと思うことを、実はセリフの中に入れさせていただいたので、視聴者の方に少しでも響いたら嬉しいです」と語っている。
25年が経っても「自分自身は変わっていないつもりです。ただ、年齢と立場と状況で少しずつ変化していくものかとも思うので、いつまでもエネルギッシュでいたいし、物事に対して前向きにポジティブに、誠意を持って応えたいと思っています」という反町は、「海外、特にアジア圏に行くと『GTO!』『鬼塚!』と声をかけていただけることが多く、海外での認知度も高いのを実感しますし、そんな作品の同じ役を、25年経って再び演じられることなんて普通はないことだと思います。自分の中で鬼塚という役を忘れたこともないし、それだけ偉大なドラマだと実感しています」と感謝。「今の年齢で鬼塚役をやることの意味と責任を感じながら、『GTO』を応援して下さるファンの方々の期待を裏切らないよう作っていきたいと思います!」と意気込む。
演出は深川栄洋、脚本は山岡潤平、音楽は福廣秀一朗が担当。プロデューサーを務める安藤和久は「これまで、日本国中で作られた数々のドラマの中で、25年ぶり(放送時は26年ぶり)に制作できるドラマは中々ありません。反町隆史さんと『GTO』を25年ぶりに制作できることほど、制作者冥利に尽きることはありません。これも、25年前に反町隆史さんの演じた鬼塚英吉が数々の伝説を残してくれたお陰です。また、原作者の藤沢とおるさんが描いてくれた鬼塚英吉という素晴らしいキャラクターのお陰です。令和の時代こそ、鬼塚英吉のような教師がいてくれれば、どれだけ子供たちが幸せになれるか、視聴者の皆様に一緒に考えてもらえるようなドラマを目指し、反町隆史さんと一緒に制作しています。来春、乞うご期待ください」とコメントを寄せている。(編集部・入倉功一)
カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」は2024年春放送予定