「VIVANT」“ドラムの声”誕生秘話 林原めぐみ起用の裏側、プロデューサーが告白
17日に放送されるTBSの日曜劇場「VIVANT」(毎週日曜よる9時~)最終話(第10話)を前に、番組プロデューサーの飯田和孝がコメントを発表し、人気声優・林原めぐみが担当する“ドラムの声”の誕生秘話を明かした。
「VIVANT」屈指の人気キャラクターとなったドラム(富栄ドラム)は、警視庁公安部の刑事・野崎守(阿部寛)の頼もしい仲間。日本語が話せず、スマートフォンにインストールされた翻訳アプリを使って、野崎たちとコミュニケーションを取っている。
飯田Pによると、ドラムの声は最初から女性の声にすることが決まっていたという。「普通の声にするか、色っぽい声にするか、いろいろとアイデアが出る中、では実際に誰にお願いしようという話になった時、様々な役を演じ分けていらっしゃる声優、林原めぐみさんにオファーをしてみたんです」と林原の起用の経緯を明かす。
林原は、「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ役、「名探偵コナン」灰原哀役、「カウボーイビーバップ」フェイ役といった人気アニメのキャラクターに声を当ててきた。「監督には、『このドラマを世界に発信するなら、世界的アニメである「エヴァンゲリオン」や「カウボーイビーバップ」の声を担当している林原さんの声が必要です!』とプレゼンしました。ご本人も、ドラムのキャラクターや、何よりこの『VIVANT』を面白がってくださり、お引き受けいただきました。本当に感謝しています」と振り返った飯田Pは、「今でも、誰の声と言わず、現場で林原さんの声を出した、最初のドラムのシーンのリハーサルは、鮮明に覚えています。『この声って……ですよね』というスタッフの列が(笑)」と当時のエピソードを語った。(編集部・倉本拓弥)