二宮和也、大野智とまさかの遭遇 「こんなことあるんだ」
二宮和也が6日、都内で行われた映画『アナログ』(公開中)の初日舞台あいさつに出席。この日の会場に向かう途中、大野智に偶然遭遇したことを明かして会場を驚かせた。
携帯電話を持たない謎めいた女性・みゆき(波瑠)に思いを寄せ、毎週木曜日に同じ喫茶店で会い、距離を縮めようとする男性・悟(二宮)の恋模様を描く本作は、ビートたけし初の恋愛小説を映画化したラブストーリー。壇上には主演の二宮ほか、共演者の波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎(なにわ男子)、板谷由夏、タカハタ秀太監督も登壇した。
二宮は本作について「この映画を観てもらえばわかるとおり、同じ1日はない。大変な1日もあればすごく嬉しい1日もある。毎日一生懸命生きるべきかなってこの映画を見て改めて思わされました」と感想を述べると、おもむろに「何が起きるかわからない中で、自分たちはずっと生きて行くんだなって思いながら今日、この会場に向かっていたら、途中で元気に歩いている大野智に出会いました」と活動休止中の嵐のメンバー・大野と遭遇したことを報告。
二宮は「車を運転している時になんか見たことある人が歩いているなって思ったんです。びっくりしてこんなことあるんだって思って……。(大野に)『何しに行くの?』って聞かれて『舞台あいさつだよ』って言ったら『頑張って~』って(笑)」と大野の反応も紹介。「ご縁があるとしか思えないシチュエーションで、毎日一生懸命生きて行くもんだなって改めて思いました」と笑顔を見せた。
壇上では他にも「この作品を一緒に観たい人」をテーマにしたトークを行なったが、二宮はこの映画を一緒に誰かを観る発想はなかった様子。「僕は発想が逆です。むしろこの映画を一人で見終えた後に『会いたい人は誰だろう』って確かめるのがいいかなって思っていました」と回答。「特定の人というよりも、見終わって誰を思いかべるんだろうって。そういうことを考えてながら見ていたんです」とその理由を語った。
これに対して藤原は「メンバーと観たいですね」と、なにわ男子のメンバーとの鑑賞を希望。「メンバー七人で観たいです」と述べると、二宮は「結成5周年だもんな。めっちゃ嬉しいよな」と藤原を気遣う。藤原は「(グループの)結成日と『アナログ』の公開日が重なる、すごく縁起がいいなって思うんです」と話し、「一緒に観た時にメンバーはどんな反応しそうですか?」と聞かれると、「メンバーは涙もろい人が多いので、シクシクしながら劇場を出て行くと思います。道枝(駿佑)とかは『アナログに出会えてよかった』って言ってくれそう」と嬉しそうに話した。
また、「長年にわたって大切にしていること」が話題に上がると、二宮は「誰かに何かを言われた時に、絶対に否定から入らないようにって思って過ごしています」と自身のこだわりを紹介。「自分が否定から入られがちだったんです。そうじゃない人になりたいなって。それは割と続いていると思います。今でも必ず肯定から入るようにしています」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)