岡田将生、松坂桃李の言葉に涙!主演映画イベントで初の舞台挨拶MC
俳優の岡田将生が13日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』(公開中)初日舞台あいさつに松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、木南晴夏、吉原光夫、水田伸生監督と共に登壇。自身初となる舞台挨拶のMCを務めた岡田は、あたふたしながらも無事完走すると、松坂から真面目に物事に取り組む姿を称賛され、感極まる場面も見られた。
本作は、2016年に日本テレビ系で放送され人気を博した宮藤官九郎脚本のドラマ「ゆとりですがなにか」の劇場版。野心も競争意識も協調性もない「ゆとり世代」と揶揄されていた坂間正和(岡田)、山路一豊(松坂)、道上まりぶ(柳楽)が30代半ばを迎え、時代の変化に戸惑いながらも向き合っていく姿を描く。
MCの台本を持って登場した岡田。このことはキャストたちにも知らされていなかったようで、松坂ら登壇者は驚いていたが、岡田は「作品を盛り上げるため」と奮闘する。たどたどしいながらもキャストを紹介するなか、仲野演じる山岸ひろむを“山崎”ひろむと間違えて紹介してしまうと、仲野は「お願いしますよ、岡田さん。今日は初日なんで」とツッコミ。岡田は慌てて土下座する仕草をみせ、場内は笑いに包まれた。
その後も岡田は、観客からの質問にマイクランナーとなって客席に向かうなど、大いに舞台あいさつを盛り上げていたが、ところどころでパニックになる瞬間も。岡田は、何かあったときに指示を仰ぐためにトランシーバーを頼んだというが、「一個も指示がこないんですよ」と嘆くと、岡田演じる正和の妻・茜役の安藤が「これは誰が提案したの?」とおどける姿も。
バタバタになりつつも無事終了を迎えると、松坂は客席に向かって「皆さんもじかに彼の魅力を実感していただけたのでは」と呼び掛けると「それだけ岡田将生は作品に対しての向き合い方が真面目で純粋。そんな彼の姿はとても刺激的でした」と労をねぎらう。松坂の言葉に岡田は感極まって言葉に詰まり、目頭を押さえるシーンも。笑いと涙に包まれた「ゆとりですがなにか」らしい舞台あいさつとなった。(磯部正和)