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『スター・ウォーズ』は間違った方向へ進んでしまった…『キングスマン』監督がリブートを主張

画像はスカイウォーカー家の物語に終止符を打った『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より
画像はスカイウォーカー家の物語に終止符を打った『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『キングスマン』などを手がけるマシュー・ヴォーン監督が、『スター・ウォーズ』シリーズをリブートするべきだと、ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」で主張した。

【画像】ルーク役マーク・ハミルが出演していた『キングスマン』

 『スター・ウォーズ』シリーズは、スカイウォーカー家の物語を軸に全9作品が製作された。しかし、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から始まった続三部作は、エピソード8にあたる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で批判が殺到し、スカイウォーカー・サーガの完結編となったエピソード9『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』も賛否が分かれる形となった。

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 『フォースの覚醒』の監督候補に名前が挙がったことがあるヴォーンは、ハリウッド大手スタジオの現状を「資金と商業が創造性を乗っ取っている。短期で利益が出るものの、長い目で見ると全てが台無しになる」と表現し、『スター・ウォーズ』が間違った方向へ進んでしまったフランチャイズの代表例だと指摘する。

 『スター・ウォーズ』は他のフランチャイズと異なり、1977年公開の『新たなる希望』から一度もリブートされてこなかった。ヴォーンは「なぜ『スター・ウォーズ』のキャラクターは、1977年から、新たな観客のために仕切り直しできないほど神格化されているのか?」と疑問を呈し、その上で、シリーズをリブートするべきであると主張。「『スター・ウォーズ』を監督することは、好きなキャラクターで遊ぶこと。もしも、『スター・ウォーズ』のリブートを依頼されて、ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、ダース・ベイダーを自分なりに描くことになったら、人々は無謀と言うかもしれないが、私はとても興奮することだよ」と意欲を示した。

 さらに、「『スター・ウォーズ』はスカイウォーカー家の物語であるが、彼らはそれで間違いを犯した」と続けたヴォーン。「テレビシリーズは上手く行っているが、新たな映画が必要である。それこそ、私がやりたいことだ。みんな大騒ぎだろうが、受けて立ちますよ。新世代のために作る必要があるのならば、彼らのために作る。成功すれば、昔の世代も楽しんでくれるはず」と自信をのぞかせた。

 米ディズニーとルーカスフィルムは今年4月、新作映画3本の製作を正式発表。2026年5月22日と12月18日、2027年12月17日に劇場公開を予定している。(編集部・倉本拓弥)

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