「大奥」ホラー展開へ…仲間由紀恵の“サイコパス治済”が圧巻!
NHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分)の第14話が24日に放送され、ネット上では仲間由紀恵演じる“サイコパス治済”への戦慄の声であふれた(※ネタバレあり)。
前話で赤面疱瘡撲滅に尽力した平賀源内(鈴木杏)や青沼(村雨辰剛)が理不尽な死を遂げてからの展開。徳川家斉(中村蒼)が3代・家光以来の男将軍として就任し、大奥は美女3,000人が侍る様変わりをしていた。その大奥で実権を握っているのが母・徳川治済(仲間)。家斉は将軍とは名ばかりで、その実は母の操り人形。ひたすら世継ぎをつくる“種馬”としての役目を果たすのみだった。これまでも田沼意次(松下奈緒)と松平定信(安達祐実)が対立するように画策するなど不穏な動きを見せていた治済だが、本エピソードではいよいよ恐ろしい本性を現していくさまが描かれた。
~以下、14話のネタバレを含みます~
男=クズと考える“女尊男卑”の治済は、家斉が少しでも意見しようものなら“黙って母の言うことを聞くのが得策”と一蹴。人痘接種を再開したいと打ち明けた時には「男が政を語るのではないわあ! 国中の男に人痘だと? 一体どれだけの手間を金がかかると思っておるのじゃ」と怒号を飛ばし、家斉を震え上がらせた。
治済の暴走に真っ向から異を唱えた定信は秒で罷免され、治済に殺生をやめたいと訴えた武女(佐藤江梨子)にも悲劇が。とりわけネット上を騒がせたのが子供の“不審死”を巡る事件。家斉、御台・茂姫(蓮佛美沙子)がお志賀(佐津川愛美)ら側室たちと歓談していたときのこと。側室・お宇多の方の幼い息子・敬之助が「おばばさまー!」と治済に無邪気に駆け寄ると、治済は「よだれは元気の証」と微笑ましく相手にするも、敬之助を亡くなった別の子供と勘違い。青ざめる周囲をよそに、「まあ、子はよう死ぬものでもあるし、あまり大げさに騒がぬことじゃ」と平然と言い放った。
さらに恐ろしいのがこの後、御台が目にした光景。御台が廊下に出ると、治済がついさっき可愛がっていた敬之助を踏みつけにしており、御台はあまりの恐ろしさに身を隠し、動揺。“見てはいけない”光景にネット上では「何、今の!?」「完全にホラー」「うわあああ」「ええええ」「邪悪すぎる」と戦慄の声や悲鳴が続々。
さらには敬之助が“食あたり”で急死。この後も治済の暴走はやまず、大奥内は混乱を極めていくことになるが、定信いわく治済は「人の皮を被った“化け物”」。源内が襲われた事件や、徳川家治(高田夏帆)の死にも関与していることを示唆した。柔らかな笑みと穏やかな物言いでおぞましい指令を出し、人が苦しむさまを見て悦に浸る“サイコパス”な治済をはまり役で演じた仲間に「画面割れそうなぐらい怖い」「貫禄が神がかっとる」「すんごい迫力」「こんな仲間由紀恵見たことない」と圧倒される視聴者が続出していた。(編集部・石井百合子)