「大奥」中村蒼の再現度の高いビジュアルに「絶妙」の声
NHKドラマ10「大奥 Season2」(毎週火曜午後10時)医療編・第14話(10/24放送)に登場した、中村蒼ふんする徳川家斉の再現度が高すぎると話題になっている(※一部ネタバレを含みます)。
よしながふみの漫画「大奥」が原作となる本シリーズは、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描く。シーズン2では吉宗の遺志を継いだ若き医師たちが赤面疱瘡の撲滅に向けて立ち上がる医療編と、幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走する幕末編が描かれる。
家斉は家光以来の男の将軍となったが、実権は母・治済(仲間由紀恵)に握られているため、母の操り人形のような存在。素直で気弱な性格であり、顔つきもどこか覇気がない。中村はそんな家斉の表情や佇まいを、原作のイメージ通りに演じたことから、SNS上では「ビジュアル原作再現しすぎてすごい」「弱々しさ加減が絶妙」「気弱な僕ちゃん将軍ぷりを遺憾なく発揮されてて良いわぁ」と絶賛する声が相次いだ。
そんな母の言いなりだった家斉が、赤面疱瘡の撲滅のために立ち上がるシーンでは、頼りない将軍から一転し、自らの志を持った力強い姿を披露した。表情が一変した家斉に対し、「ぽやーっとした姿からの覚醒。こちらも大変素晴らしい」「腑抜けなところと立ち直るところの演じ分けが良かった」と驚きの声が寄せられた。(今井優)