水樹奈々、キャプテン・マーベル声優続投に喜び 『マーベルズ』は戦闘シーンで苦戦
マーベル・スタジオ最新作『マーベルズ』(11月10日日米同時公開)の日本版声優を務める水樹奈々と村中知が8日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われたジャパンプレミアに出席。アベンジャーズ最強ヒーロー、キャプテン・マーベルに再び声を当てることになった水樹は、「この日を待ちに待っておりました」とワクワクした様子を見せた。プレミアには、宇垣美里、大倉士門、景井ひな、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、DJ KOO、蝶野正洋、ハシヤスメ・アツコも来場した。
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キャプテン・マーベルが、敏腕エージェントのモニカ・ランボー、アベンジャーズオタクの高校生ミズ・マーベルと最強チームを結成し、自身への復讐を企てる謎の敵ダー・ベンに挑む本作。水樹は主人公キャプテン・マーベル、村中はモニカ・ランボーの日本版声優を担当している。
キャプテン・マーベルを主人公とする映画は、前作『キャプテン・マーベル』(2019)以来となる。水樹は「(前作の後も)『アベンジャーズ/エンドゲーム』や(ドラマシリーズ)『ミズ・マーベル』など、実は定期的に演じさせていただいていたんですが、久しぶりの劇場版で、またキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースに声を当てさせていただけるということで、この日を待ちに待っておりました」と熱い思いを吐露する。
最強ヒーローを演じるにあたり、「そんな(最強の)気分を味あわせていただいております。前作ではミサイルを素手で(打ち砕いたり)、『エンドゲーム』では宇宙船を持ち上げて地球におりてきたりとか、すごいカッコいいシーンがたくさんあったんですが、本作もカッコいいシーンがたくさんあるので。あらためて彼女の最強さと不屈の精神と優しさに魅了されるんじゃないかと思います」と注目ポイントを明かした。
規格外のパワーゆえに、孤高の戦士として戦ってきたキャプテン・マーベルだが、本作ではミズ・マーベル&モニカ・ランボーと新チームを結成する。新たな展開に「これまで孤高の戦士として、ひとりでヒーローのいない星々をまわって戦ってきた彼女が、チームを組むってどうなるんだろうと思った」と語る水樹は、「でも今回はそれでも太刀打ちできない、とんでもない敵が出てきます。そこにこれまでチームワークを経験したことがない彼女がどう立ち向かっていくのか。そんな彼女の新しい一面がたくさん詰まっています」とコメント。
キャプテン・マーベルを家族のように慕うモニカ・ランボー役の村中も、「まずモニカを演じさせていただけるというのがうれしかったです。本当に重要な役なので、詳しいことはは言えないのですが、自分のことのように手応えを感じるところもあり、苦しむところもあり。すごく充実して取り組めた作品でした」と満足げな表情を見せた。
日本語吹替がアメリカ本国でも評価が高かったことを告げられた村上は、「すごくありがたいお言葉をいただきまして。感謝の気持ちなんですが、あと2日で上映がはじまるということで、本作はめまぐるしい戦闘だったり、3人が集まることによって生まれるテンポ感などがある作品なので、もちろんオリジナルもすばらしいのですが、吹替版で観たら情報が入ってきやすいと思います」とコメント。
その言葉を聞いた水樹も「戦闘シーンが本当に大変だったんです。3人でワーッと、みんな腹から声が出ているので、似てしまうんです。誰がどのタイミングで『ハッ』と言っているのか。誰が吹き飛ばされて『ウォッ』と言っているのか。もう何度も何度もリピートチェックしながら収録しました。一度では見切れないところがたくさんあると思うので、ぜひ何度でも観ていただきたいです」と自信をのぞかせた。(取材・文:壬生智裕)