『ゴジラ-1.0』佐々木蔵之介、ゴジラの鳴き声の秘密明かす「自慢しまくりました」
俳優の佐々木蔵之介が3日、都内で行われた映画『ゴジラ-1.0』の初日舞台あいさつに出席し、完成した作品を観た際に、ゴジラの鳴き声や足音に衝撃を受けたことを明かした。イベントには、主演の神木隆之介をはじめ、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、山崎貴監督も参加した。
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『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』などを手掛けた山崎貴が監督・脚本・VFXを手掛けた本作。戦後の荒廃した日本に降り立ち、容赦なく銀座や戦艦を破壊するゴジラの恐怖に立ち向かう人々の姿を描く。
戦後処理の特殊任務を請け負う船「新生丸」の艇長・秋津清治を演じた佐々木。自身初となったゴジラ映画への出演だったが、非常に厳しい情報統制が敷かれていたようで、佐々木は「(情報を他言しないという)誓約書を書かされました。台本にもナンバーが振られていて『そこまでやらんとあかんのか』と驚いた」と語ると「初号の試写を観て『めっちゃ面白い』と思っていたのですが、それすら言っちゃダメだと言われて」と苦笑い。
「話したい」という鬱憤(うっぷん)が溜まっていたという佐々木は、公開してすぐに「ゴジラの音ものすごかったでしょ。本当に音が怖かった」ということを伝えたそうで、「山崎監督とお話した時、あの音は、千葉マリンスタジアム(現:ZOZOマリンスタジアム)を貸し切って、ゴジラの音を流して、それを録音したと聞いたんです。なるほどと思って自慢しまくりました」と笑う。
佐々木の話を受けた山崎監督は「数十人の音響スタッフが、球場のいろいろな場所に散って、音を流して録音をしたんです。だから響きがめちゃめちゃいいと思います。ハリウッドでもなかなかやらないと思います」と胸を張っていた。
同じくゴジラ映画初参戦となった吉岡(野田健治役)は、「台本を読んだ時、これは大変な撮影になるな」という予感があったと言うと、山崎監督が製作に参加した西武ゆうえんちのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」に乗って、「いい映画を作ってやると思う一方で、これは倒せないなと凹みました」と独特の準備をして作品に臨んだことを明かしていた。(磯部正和)