息をのむ美しさ…「大奥」古川雄大の瀧山に期待の声
よしながふみの漫画を実写化するNHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分)の後半パート「幕末編」が7日よりスタートとなる。徳川家定、阿部正弘、和宮、徳川家茂、胤篤・天璋院ら新キャラクターたちを迎え、「大政奉還」という大きな時代の波が描かれるが、とりわけ古川雄大演じる瀧山に期待の声が寄せられている。
瀧山は、元は芳町の陰間で、最後の大奥総取締となる人物。年季明けは学問に励み、自分のやりたい事が自由に出来るようになる日を夢見ていたところ阿部正弘(瀧内公美)に見いだされ、将軍・家定(愛希れいか)に仕えるため大奥入りする。原作の瀧山は「ひどく美しい」父に似た美しい男で、壮絶ないきさつから陰間となる。
瀧山はドラマでも「美しく整った容姿をしている」設定だが、古川演じる瀧山のビジュアルが公開されるなり「まさに瀧山!」「ピッタリ」と話題沸騰。「息を呑む高貴なお姿」「なんと凛々しいお顔」「裃も月代もお似合いですっ…!!!」「雄大君の和装姿観れて嬉しいです」「なんと見目麗しいお姿」と放送前から反響を呼び、大奥入りする前の花魁姿にも期待の声が多く寄せられている。
もとはダンサーで舞台経験豊富、ミュージカル界のスターとしても名高い古川。近年では朝ドラ「エール」(2020)でヒロインの歌の先生・御手洗清太郎役で美声を披露し、大いに話題を呼んだ。今年はドラマ「わたしのお嫁くん」(フジテレビ系)、「Dr.チョコレート」(日本テレビ系)、「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系)などドラマ出演が相次ぎ、GWに公開された『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』では映画版オリジナルのキャラクターで、主人公・喜多見(鈴木亮平)のライバル組織「YOKOHAMA MER」のセカンドドクターに。今月9日より、怪盗アルセーヌ・ルパン役で主演を務める舞台「LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」の上演がスタートする。
「幕末編」の初回となる第16話は、赤面疱瘡(ほうそう)が撲滅したことで男子による家督相続が広まり、様変わりした世が舞台。家定の境遇を知った老中・阿部正弘が、芳町で出会った瀧山を大奥にあげることで家定を守ろうと奔走するさまが描かれる。(編集部・石井百合子)