韓国で社会現象に!BLドラマ“セマエラ”劇場版が1月公開決定
韓国で社会現象を巻き起こしたBLドラマの劇場版『セマンティックエラー・ザ・ムービー』が、2部作で2024年1月12日(前編)、1月26日(後編)より公開されることが決定した。学科イチの秀才で変わり者のコンピューター工学科3年生と、学校イチのカリスマでモデル並みのイケメン・モテ男のデザイン科4年生、正反対な大学生二人の予測不能な恋を描いた青春ストーリーで、特報と場面写真も公開された。
原作は、韓国電子書籍プラットフォーム「RIDIBOOKS」で、2018年BL小説大賞を受賞した「セマンティックエラー」(すばる舎刊)。韓国動画配信サービス「WATCHA」で実写オリジナルドラマが制作され、2022年2月配信初日からTOPランキングにて1位を獲得したのち、8週連続1位に。映画・ドラマのレビューサイト「WATCHA PEDIA」のレビューでは平均評価4.5点(5点満点)という高評価。第26回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭ではチケット予約開始から1分で全上映分が完売。国内のみならず中国Weiboトレンド1位を記録したほか台湾、日本でも大ヒットし、「WATCHA JAPAN」で12週連続1位を獲得。短編アニメ、ウェブコミック、オーディオドラマが展開される人気コンテンツへと成長した。
物語は秀才で変わり者な完璧主義者の大学3年生のチュ・サンウ(パク・ジェチャン)の通報で、図らずも学校イチのカリスマで自由奔放なイケメン・モテ男のチャン・ジェヨン(パク・ソハム)が大学の卒業を逃してしまうことから始まる。サンウは規則通りの毎日を過ごし、自分のルーティンを乱されることを何よりも嫌う完璧主義者。一方、ジェヨンは自由奔放で感性のままに生き、卒業後に留学を控えている。ある日、サンウがグループ課題の講義を一人で発表する羽目になり、不参加メンバーを教授に通報。サンウと同じグループだったジェヨンは講義をさぼったことで卒業が取消しになってしまう。将来を台無しにされたジェヨンはサンウに恨みを抱き、彼を探し出し、完璧に計算されたサンウの日常を崩そうと嫌がらせを始める。
特報は、「もう連絡しないでください」と不機嫌な顔で告げるサンウや、紙を投げつけられても余裕たっぷりのジェヨンが映し出され、真逆な二人の関係が垣間見える。後半には二人が手をつなぐ様子や駆け出すシーンなど、恋が走り出すまでを切り取った“キュン”なシーン。場面写真は、灯がきらめく夜景を背景にサンウとジェヨンが見つめ合うロマンティックな画。韓国ではファンから熱い支持を受けた名場面で、劇場公開時にこのシーンをベースにしたスペシャルポスターが作られた。(編集部・石井百合子)