マッドマックス最新作、迫力の新ビジュアル公開『怒りのデス・ロード』から15年前の物語
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)に登場した女戦士フュリオサの過去を描くシリーズ最新作『マッドマックス:フュリオサ』から、日本版の最新ティザービジュアルが公開された。
本作は、『怒りのデス・ロード』で荒野の絶対的支配者イモータン・ジョーに反旗を翻した戦士フュリオサの若き日の物語。ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」などのアニャ・テイラー=ジョイがシャーリーズ・セロンからフュリオサ役を引き継ぎ、『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワースらが出演。前作に続きジョージ・ミラー監督がメガホンを取る。
舞台となるのは、世界の崩壊から45年後の世界。家族から引き離された若きフュリオサ(アニャ)はウォーロード・ディメンタス将軍(クリス)率いるバイカー軍団の手に落ち、荒地で戦いに明け暮れる男達と行動を共にしていくうちに、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわすことに。ディメンタス将軍とイモータン・ジョーの水、緑、石油……土地の覇権を巡る争いのなか、故郷への道を探すフュリオサの姿が描かれる。
迫力満点のティザービジュアルには、エンジンオイルで目の周りを黒く塗った、若き日のフュリオサと共に、クリス演じるディメンタス将軍に、そしてイモータン・ジョーの姿も。ビジュアルの中央には、丸刈り頭に義手という『怒りのデス・ロード』を思わせるフュリオサの勇姿も描かれている。
US版の予告編映像が初めて公開されたブラジルコミコンには、ファンたちの熱烈歓迎のなか、アニャ、クリス、そしてミラー監督がステージに登場。本作について、ミラーは「フュリオサの物語は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』撮影時からあったんだ。『怒りのデス・ロード』がうまく行けば、次は『フュリオサ』と考えていた。やっと、ここまで来たんだ」と本作が念願の企画であったことを告白。さらに「今回のフュリオサの物語は『怒りのデス・ロード』の15年前を描いていて、色々な乗り物とか、『怒りのデス・ロード』で見た多くのものが登場する」と明かした。
若きフュリオサ役に抜擢されたアニャは、「アクションシーンを演じることにワクワクしました。監督から最初に、アクションを全部自分でやることに抵抗はないか、と聞かれたので、コーチをつけて欲しい、全部自分でやるからと答えました。スタントチームが温かく迎え入れ、段取りを丁寧に教えてくれたけど、あれは『荒っぽいライド』だった」と興奮気味にコメント。
また、オーストラリア出身のクリスは「『マッドマックス』の物語はオーストラリアで生まれて、45年もの間語られてきた。僕は子供の頃、俳優になるずっと前に『マッドマックス』を観て、あの空間にいたいと思ったものです。興奮を求める、あのクリエイティブな旅に、あの混乱の世界の一部になりたいと思ったのを覚えています。今ここにこうして、この映画に関われたことは、夢が叶ったということなんです」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『マッドマックス:フュリオサ』は2024年全国公開