西島秀俊、セイコー創業者・服部金太郎役でドラマ主演 ひげ姿のビジュアル公開
西島秀俊が、2024年3月放送予定のテレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻」で、“東洋の時計王”と称された「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎氏を演じることが明らかになった。
作家・楡周平の小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」(集英社刊)を、スペシャルドラマとして映像化する本作。洋品雑貨問屋の丁稚奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。数々の困難に見舞われるなか、常に時代の先々を読み、義理、人情、恩義を大切にしながら、一歩ずつ夢を叶えていった、金太郎の波乱の人生を描く。
父親から受け継いだ「グランドセイコー」を愛用しており「個人的にもセイコーというブランドには思い入れがあります」という西島は、金太郎役について「現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています」とコメントしている。
脚本は、映画『凶悪』や『東京リベンジャーズ』シリーズ、西島が主演した「仮面ライダーBLACK SUN」も手掛けた高橋泉(高ははしごだか)。監督は、テレビ朝日2夜連続SPドラマ「キッチン革命」や映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(2020年)ほかで知られる豊島圭介が務める。
また、メインビジュアルのひげをたくわえた威厳漂う西島の写真は、写真家・操上和美が撮影。さらに、有名アーティストのアートワークなどで知られるアートディレクター・森本千絵がデザインを担当している。
主演・西島秀俊のコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
西島秀俊(服部金太郎・役)
今回のお話をいただいた時は、セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました。脚本を読ませていただいて、服部金太郎の一代記ではあるのですが、激動の時代に生きながら、その時代を先読みし、新しい価値観を作って自身も会社も成長を遂げていくというダイナミックさが詰まっていて、改めてこの役を演じてみたいと思わせていただきました。
演じさせていただく金太郎は、明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人には、それぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものにあこがれを抱いています。
実は、これは出来過ぎた話だと思われるかもしれませんが、父がずっと「グランドセイコー」をつけていて、僕が仕事をするようになったころにそれをもらい、今も愛用しています。ですので、個人的にもセイコーというブランドには思い入れがあります。
現在、順調に撮影は進んでいますが、今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます。
これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!