『28日後…』第3弾が進行中!第4弾、第5弾の可能性も
ダニー・ボイル監督と脚本家アレックス・ガーランドが手掛けたホラー映画『28日後…』シリーズ第3弾となる『28 Years Later(原題)』(訳:28年後)が、進行中だ。今週中にも配給権がスタジオやストリーミング会社に売りに出されると The Hollywood Reporter が報じた。
『28日後…』(2002)は、人間を凶暴化させる伝染病により壊滅状態となったイギリスで、わずかに生き残った人々のサバイバルを描いた作品。理性を失った感染者が全速力で走るさまは人々を震撼させ、“ゾンビ映画”のあり方を大きく変えた。出演は『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィ、『007』シリーズのナオミ・ハリスなど。800万ドル(約12億円)という抑えた製作費で世界興行収入8,466万1,434ドル(約123億円)を上げるヒットとなり、ボイルとガーランドが製作総指揮を務めた続編『28週後…』(2007)も公開されている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)
第3弾のタイトルは『28 Years Later(原題)』(訳:28年後)で、新たな3部作の幕開けを飾る作品という位置付けなのだという。ボイルが第3弾の監督を務めることは決まっており、ガーランドが第3弾~第5弾まで脚本を執筆する。1本あたりの製作費は、第1弾の約10倍となる7,500万ドル(約109億円)程度とされている。
ボイル、ガーランド共にしばしば第3弾の可能性を口にしてきたが、それがついに現実のものとなる。ボイル監督の映画は2019年の『イエスタデイ』以来となり、ガーランドは近年、『エクス・マキナ』『アナイアレイション -全滅領域-』『MEN 同じ顔の男たち』など脚本家としてだけでなく監督としても活躍している。(編集部・市川遥)