『ゴールデンカムイ』初日3日間で5.3億円突破!集客トップ10に北海道の4館
映画週末興行成績
1月19日~21日の週末映画動員ランキングが22日、興行通信社より発表され、野田サトルの累計発行部数2,700万部を突破する人気漫画を実写化する『ゴールデンカムイ』が初登場で首位を獲得した。19日より全国393館(通常343館+IMAX50館)で公開され、公開3日間で観客動員数35万人、興行収入5.3億円を突破。物語の舞台となる北海道でも大ヒットとなり、全国の上映劇場で集客トップ10に北海道の4館がランクインする盛り上がりを見せた(※数字は配給調べ)。
『ゴールデンカムイ』は、明治末期の北海道を舞台に、“不死身の杉元”の異名をとる元陸軍兵・杉元(山崎賢人※崎は「たつさき」)とアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈※リは小文字)が、莫大なアイヌの埋蔵金を巡り軍人や脱獄囚らとバトルを繰り広げるサバイバルアクション。共演に眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしら。監督をドラマ・映画『HiGH&LOW』シリーズの久保茂昭、脚本と音楽を『キングダム』シリーズの黒岩勉とやまだ豊が務め、北海道、山形、長野、新潟など大自然が残る日本各地でロケ撮影が行われた。
初日3日間の成績は、観客動員数35万6,186人、興行収入5億3,384万8,690円。東宝が行った初日アンケートによると「非常に良かった」が61.6%、「良かった」が34.4%と鑑賞の満足度が高く、男女比は41.3%、58.7%と女性がやや上回る結果となり、女性2人組や20代カップル、30代以上の夫婦や家族など幅広い年齢層を集客。鑑賞理由の1位は「原作漫画が好きだから」が47.3%で、今週末にすでに2~3回鑑賞するファンも。
なお、2月16日より4DX版(60館)も上映されることが決定した。
今週は、『女王陛下のお気に入り』などのヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再び組み、賞レースを席巻中の『哀れなるものたち』、竹内涼真主演で「ゴーレム」と呼ばれるゾンビに占拠された世界を描くドラマの完結編『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』、山田涼介演じる声を出さなくなった青年と、浜辺美波演じる視力を失ったピアニスト志望の女性を描くラブストーリー『サイレントラブ』、アニメ「機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に続くシリーズの一作『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』、キヅナツキによるボーイズラブコミックを原作とするアニメ『映画 ギヴン 柊 mix』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2024年1月19日~1月21日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(初)『ゴールデンカムイ』:1週目
2(1)『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』:5週目
3(4)『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』:7週目
4(5)『ウィッシュ』:6週目
5(2)『ある閉ざされた雪の山荘で』:2週目
6(3)『アクアマン/失われた王国』:2週目
7(8)『カラオケ行こ!』:2週目
8(7)『ゴジラ-1.0』:12週目
9(6)『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』:10週目
10(9)『TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン vs. 怪盗キッド』』:3週目