『ゴールデンカムイ』玉木宏の鶴見中尉が「鶴見中尉すぎた」
野田サトルの累計発行部数2,700万部を突破する人気漫画を実写化する『ゴールデンカムイ』(公開中)で、玉木宏演じる大日本帝国陸軍第七師団の鶴見中尉が「鶴見中尉が鶴見中尉すぎた」「鶴見中尉がガチで鶴見」と反響を呼んでいる。
明治末期の北海道を舞台に、“不死身の杉元”の異名をとる元陸軍兵・杉元(山崎賢人※崎は「たつさき」)とアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈※リは小文字)が、莫大なアイヌの埋蔵金を巡り軍人や脱獄囚らとバトルを繰り広げる本作。玉木演じる鶴見篤四郎(つるみ・とくしろう)は、北海道征服のため金塊を狙い、杉元らと対峙する人物。情報収集や分析能力に長け、日露戦争で損傷した前頭部をプロテクターで保護している。時折、謎の“汁”が垂れてくる。
鶴見中尉のキャスト発表時にも特殊メイクを施したビジュアルを含め、その再現度の高さが話題沸騰だったが、映画が公開されると「鶴見中尉のクオリティよ」「再現度凄すぎ」鶴見中尉そのまま過ぎてビビる」「異次元すぎる完成度」「狂いっぷり素晴らしい」「解釈が一致し過ぎで震えた」「鶴見中尉は実在した」など軒並み高評価。恐怖の“串刺しシーン”で見せる狂気のほか、しゃべり方や動き方も完璧だと興奮の声でにぎわい、人間離れした爆走シーンも話題。
演じる玉木自身「ゴールデンカムイ」ファンだったと言い、鶴見中尉について「何かやらかすぞ……じゃなくて、いきなり何かをやってしまう怖さ、そのさじ加減は難しかった気はします」と完成報告会でアプローチに触れていた。
なお、特殊メイクを手掛けたのは映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『最後まで行く』『キャラクター』、Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」などに参加してきたメイクアップアーティスト、中田彰輝。
本作は19日より全国393館(通常343館+IMAX50館)で公開され、公開3日間で観客動員数35万人、興行収入5.3億円を突破。東宝が行った初日アンケートによると「非常に良かった」が61.6%、「良かった」が34.4%と鑑賞の満足度が高く、男女比は41.3%、58.7%と女性がやや上回る結果となり、女性2人組や20代カップル、30代以上の夫婦や家族など幅広い年齢層を集客している。(編集部・石井百合子)