広瀬アリス、月9初主演!HYの名曲「366日」に着想得た愛の物語、「最愛」脚本家&「ぎぼむす」監督がタッグ
俳優の広瀬アリスが、4月期に放送されるフジテレビの月9ドラマ「366日」で主演を務めることが30日、同局より発表された。人気ミクスチャー・バンドHYの名曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルラブストーリーで、広瀬は本作がゴールデン帯連続ドラマおよび月9ドラマ初主演。脚本はドラマ「最愛」などの清水友佳子、演出は「義母と娘のブルース」「JIN -仁-」シリーズなどの監督で知られる平川雄一朗が務める。
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本作の主題歌でもある「366日」は、HYが2008年にリリースしたアルバム「HeartY」の収録曲で、女性ボーカル・仲宗根泉が作詞・作曲を担当した。叶わない恋を歌った切ない失恋ソングとして、発売から16年がたった今もなお色あせることなく、世代を越えて愛されている。
主人公は、音楽教室の事務受付を務める28歳の雪平明日香(ゆきひら・あすか/広瀬)。通っていた高校が廃校になるため、高校時代の同級生らと同窓会に行くことになり、そこで高校時代に好きだったクラスメイトの水野遥斗(みずの・はると)と再会する。高校時代、遥斗にひそかに思いを寄せていた明日香は、卒業式の日に思いを伝えることを決心するも、お互いの誤解も重なり、思いを伝えられないまま離ればなれに。同窓会が盛り上がり、連絡先を交換した明日香と遥斗は、高校時代に両思いだったことを知る。本当の思いを告白した二人は12年越しに交際。この上ない幸せを手にした明日香だったが、ある日、遥斗は意識不明の重体となってしまう。目覚めない彼の近くにいる明日香は、忘れていた遥斗や同級生たちとのさまざまな日々を思い出していく。
「366日」は学生時代にずっと聴いていた思い出の楽曲だという広瀬は、「まさか、自分の役者人生で月9の主演を務めさせて頂く事になるとは、と心がざわついております」と心境を告白。「小さい頃から、“月9”というのは私の中では特別な枠です。これまでたくさんの素晴らしい方々がつないできた、月9という枠を次につなげられるよう、しっかり努めたいと思います。と言いつつ、考えすぎると私の場合、何も良いことないどころか空回りするので(笑)。いつも通り、役に真摯(しんし)に向き合いたいです」と意気込んだ。
昨年も主演ドラマ「マイ・セカンド・アオハル」や、NHK大河ドラマ「どうする家康」など幅広いジャンルの作品に挑戦した広瀬。本作では、現代と12年前の高校時代の異なる時間軸で演じ分けに挑んでおり、「心臓の鼓動さえも感じさせられるよう、感覚を研ぎ澄まして大切に演じたいです」と語っている。
主題歌「366日」を作詞・作曲した仲宗根は、「16年以上も前のこの曲が、まさかこうしてドラマ化されるなんて、喜びというより驚きのほうが大きかったですが、今はただただ素直にうれしいです」とコメント。「ドラマを通して、『366日』からまた新たなラブストーリーが生まれることで、楽曲の意味も違って聞こえてくると思います。ぜひ、ドラマを見ながら、楽曲を聴きながら、あなたの中の『366日』を探してみてください。そして、私も一人の視聴者としてとても楽しみにしています」と期待を寄せた。
プロデューサーを務めるフジテレビの狩野雄太(ドラマ・映画制作部)は、「1年前位に、YouTubeを見ていたら偶然『366日』のPVが流れてきました。何回も何回も聴くうちに、“果たして人生で死ぬほど好きになった恋愛って何回あったのだろう?”とか、“大切な人が明日も同じようにいてくれるとは限らない。もしそういう時、自分はどうするのだろう?”と思うようになり、企画書を書きました」とドラマ誕生の経緯を説明。
「早速HYの事務所に連絡し、HYの皆様はじめご快諾を頂けました。HYの皆様にとっても、そしてこれまでこの楽曲を聴いてこられた方にとっても大切な楽曲をモチーフにラブストーリーを制作させて頂くので身の引き締まる思いです。脚本は清水友佳子さんにお願い致しました。清水さんの脚本には、優しさや柔らかさがあると感じていまして、この物語に絶対合うと思いお願いしました。そして演出は平川雄一朗監督にお願い致しました。鋭いアイデアや熱い思いがみなぎっている監督なので必ずや素晴らしいドラマを一緒に作って頂けると確信しております」と自信をのぞかせた。(編集部・倉本拓弥)