「仮面ライダー555」さらなる続編、村上幸平が熱望!草加雅人が隕石落とす『逆襲のカイザ』
特撮ドラマ「仮面ライダー555(ファイズ)」で草加雅人/仮面ライダーカイザ役を務めた村上幸平が6日、都内で行われたVシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』の公開記念舞台あいさつに出席し、「555」のさらなる続編を熱望した。この日は、テレビシリーズから本作までの脚本を手掛けた井上敏樹、東映プロデューサーの白倉伸一郎、MCとして松浦大悟プロデューサーも参加した。
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「仮面ライダー555」は、巨大企業スマートブレインが開発した「ファイズギア」を使い、仮面ライダーファイズに変身する主人公・乾巧(半田健人)の戦いを描いた平成ライダーシリーズ第4弾。『パラダイス・リゲインド』では、テレビシリーズ最終話から20年後を舞台に、人類の進化形態・オルフェノクと人類をめぐる物語の「その後」が描かれる。
公開から5日。村上は「めちゃくちゃ評判いいですよね。エゴサしましたけど、草加雅人をみなさん大絶賛。『本当に気持ち悪い』とか『演技がねっちょりしている』とか『友達にしたくない仮面ライダーNo.1 ぶっちぎり』とか、みなさんからお褒めの言葉をいっぱいいただいてうれしい限りです。草加も20年経って愛されるようになったんだなと思っております」とポジティブ変換して大喜び。
実は、本作は村上と半田、ヒロインの芳賀優里亜(園田真理役)が「20周年だから何かやれたらいいよね」という話し合いからはじまっている。そのため、白倉プロデューサーが「発起人の中に村上幸平という人が入っていなくて、大先生(井上)と俺と監督だけでスタートしたら、草加はもう(テレビシリーズで)死んでるから(登場は)なしだな……となっていたかもしれない」と語ると、村上は「みなさん聞きましたか。僕らが動いたからこそきっかけになった」と得意げな表情を見せた。
とはいえ、当初は「草加はどうやって出てくるわけさ? と思いました。(テレビシリーズで)首折られて死んだから」と疑問を抱いていたことを吐露する村上。しかし、台本を読んで草加の“正体”を知ると同時に「衝撃のラストシーンを読んだら『どうなっちゃうの次は?』とまだやってないのに次が読みたいと思いました」と撮影前から続編に胸が膨らんだことを、興奮気味に打ち明ける。
そして、情熱が燃え尽きない村上は「続編希望ですよ。『仮面ライダー555 逆襲のカイザ』」と自作のタイトルを発表。さらに、「真理は俺の母親になってくれるかもしれない女だった。最後、僕が隕石を落として、ファイズがライダーキックでその隕石を止めるんです」とタイトルの意味や構想を明かすと、井上も「やれと言えば(やります)。『逆襲のカイザ』っていいね」とノリノリだった。(錦怜那)
Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』は新宿バルト9ほかにて期間限定上映中/Blu-ray&DVDは5月29日(水)発売