キングスマン監督の新作スパイ映画『アーガイル』、首位デビューも苦戦
全米ボックスオフィス考
先週末(2月2日~2月4日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『キングスマン』のマシュー・ヴォーン監督が手掛けた新作スパイ映画『ARGYLLE/アーガイル』が興行収入1,747万3,540ドル(約25億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)
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他に新作の大作の公開がなかったため1位を獲ることはできたものの、製作費に2億ドル(約290億円)を費やしていることを考えると、厳しい出足となってしまった。批評家及び観客の評価も思わしくないことから、ここから巻き返すのはなかなか難しいかもしれない。もともとはシリーズ化を視野に入れた作品だったが、このままでは再検討が必要になりそうだ。
『ARGYLLE/アーガイル』は、小説の内容が現実のスパイ組織の行動を言い当てていたことから、その作者が命を狙われることになるさまを描いたスパイコメディー。ブライス・ダラス・ハワード、ヘンリー・カヴィル、サム・ロックウェル、ブライアン・クランストン、キャサリン・オハラ、デュア・リパ、アリアナ・デボーズ、ジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソンら豪華キャストが集結している。
2位には、キリスト教系ドラマシーズン4のエピソード1~3をまとめて劇場限定で公開する『ザ・チョーズン:S4 エピソード1-3(原題) / The Chosen: S4 Episodes 1-3』が興収594万2,114ドル(約8億6,000万円)を上げてランクインした。(編集部・市川遥)
2月2日~2月4日の全米ボックスオフィスラキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ARGYLLE/アーガイル』
2(初)『ザ・チョーズン:S4 エピソード1-3(原題) / The Chosen: S4 Episodes 1-3』
3(2)『ザ・ビーキーパー(原題) / The Beekeeper』
4(3)『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
5(4)『FLY!/フライ!』
6(1)『ミーン・ガールズ(原題) / Mean Girls』
7(5)『エニーワン・バット・ユー(原題) / Anyone But You』
8(9)『アメリカン・フィクション(原題) / American Fiction』
9(6)『哀れなるものたち』
10(7)『アクアマン/失われた王国』