『ゴジラvsコング』続編、ゴジラには複数バージョンあり!コングとの関係は凸凹刑事コンビ意識
映画『ゴジラvsコング』の続編『ゴジラxコング 新たなる帝国』に登場するゴジラには、複数のバージョンが用意されているという。メガホンを取ったアダム・ウィンガード監督が、Empireに明かした。
【動画】紫色に発光するゴジラ!『ゴジラxコング 新たなる帝国』日本版予告編
前作での直接対決から一転、続編ではゴジラとコングが未知の脅威に挑むためにタッグを組むことになる。ウィンガード監督は、本作におけるゴジラとコングの関係性を「休戦状態」と表現。「ゴジラは地上を支配し、コングは地下空洞世界にいる。決して『コング、もし何かあったら連絡してくれ。ゴジラが駆けつけるぜ!』ということではない」と両者のライバル関係は続いているという。
すでに公開されている予告編では、コングが巨大な人工アームを装備し、ゴジラはピンク色に発光するなど、両者共に変化が見られる。ウィンガード監督によると、今作ではゴジラとコングが「進化と向き合う」そうで、ピンク色のゴジラは強化段階の一つにすぎず、「この映画では複数のバージョンのゴジラを目撃することになる」と予告している。
ウィンガード監督といえば、前作でコングを描く際に1980年代の名作アクション『ダイ・ハード』に登場する主人公ジョン・マクレーンを意識していたと、2021年の映画公開当時にシネマトゥデイのインタビューで語っていた。続編も同じく80年代映画の影響を受けているそうで、凸凹刑事コンビの姿を描いた『リーサル・ウェポン』(1987)を挙げ、「ゴジラとコングを最も上手く表現するなら、全く機能しないバディーコップのような関係性さ。誤解が生じることもよくある。怪獣同士の意思疎通は単純なものではない」と明かしている。
映画の全米公開は4月12日から3月29日へと2週間繰り上がり、日本公開は4月26日を予定している。また、映画の米公式Xでは、現地時間14日に新たなトレーラーが公開されると告知されている。(編集部・倉本拓弥)