松平健、芸能生活50周年で朝ドラ初出演「おむすび」ヒロイン・橋本環奈の祖父役
俳優の松平健(70)が、2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」に出演することが16日、発表された。松平は今年、芸能生活50周年で初の朝ドラ出演。橋本環奈が演じるヒロイン・結の祖父役を務める。
連続テレビ小説の第111作「おむすび」は、平成時代に“ギャル文化”と出会った主人公・米田結(よねだ・ゆい)が、やがて栄養士となり、“目には見えない大切なもの(縁・時代・人)”を次々と結んでいくオリジナルストーリー。脚本は「正直不動産」などの根本ノンジが手掛け、結(橋本)の姉・歩(あゆみ)役で仲里依紗が出演する。
松平が演じる祖父・米田永吉(よねだ・えいきち)は、野球のホークスファンで、自由奔放な“大ホラ吹き”。農家を継ぐ前までは長距離トラックのドライバーをしていた人物で、勝手に楽隠居を満喫し、精力的にあちこち出歩いているというキャラクターだ。松平は「人助けのためなら家庭も顧みず突っ走る自由奔放な永吉、これまでに演じたことのない面白さのある人物です」と役柄を紹介し、「お陰様で私にとりましても今年は芸能生活50周年、初の朝ドラ出演でまた新鮮な役柄に挑めることをとても嬉しく楽しみに思っております。今回出会えた皆さんとのチームワークを大切に、明るく元気な朝をお届けしたいと思います」と意気込んでいる。
松平のほか、家族キャストとして北村有起哉、麻生久美子、宮崎美子の出演も同時に発表された。北村は、結(橋本)のことが心配でしょうがない父・米田聖人(よねだ・まさと)役。宮崎は故郷・糸島の農業をこよなく愛す、超ポジティブな祖母・佳代(かよ)役。そして麻生は、結のことを優しく見守る、元ヤンキーの母・愛子(あいこ)役で朝ドラ初出演を果たす。「愛子さんは、結と歩の母親として、悩みながらもたくましく突き進む娘たちの成長を見守り信じることができる、強くて優しい、そしてどこか達観した視点のある魅力的な女性だと考えています」と役を分析する麻生。「まずやってみる! やってみよう! と背中を押せる愛子さんのように、私も『おむすび』という作品に挑戦し続け、最後まで走っていきたいです」と語っている。
主演の橋本は「皆さんのお名前を聞いた時、今回はじめてお仕事させていただく方ばかりですが、共演させていただくのが楽しみなメンバーの方ばかりで、いまからどういう家族像ができるのかワクワクしています」と胸中を明かし、「台本のテンポがよくて、家族の掛け合いとか、『こういう家族いるよね』という空気感があって、観ていて楽しいドラマになると手ごたえを感じています。本当に頼りになる方ばかりですので、あとは家族の輪の中に、結として自然に明るく、取り繕うことなくいられたらいいなと思います。大好きな福岡の街並みの中で、家族の皆さんと撮影できるのを楽しみにしています!」とコメントを寄せた。「おむすび」は3月にクランクイン予定。(清水一)