「虎に翼」石田ゆり子が本当にいいシーンだったという名場面
連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)に主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)の母・はる役で出演中の石田ゆり子が、本当にいいシーンだったという場面を自身のInstagramで明かし、オフショットを公開した。
石田が「あぁ。本当にいいシーンだったな」としみじみ振り返るのは、娘・寅子の幸せを願って結婚を望む気持ちを振り切り、寅子が希望する明律大学女子部法科への進学をはるが受け入れる第5話(4月5日放送)。「寅子、何度でも言う。今お見合いしたほうがいい。そのほうが間違いなく幸せになれる。それでも、本気で、地獄を見る覚悟はあるの?」とはるが問い、寅子がまっすぐな瞳で「ある」と返答。はるは「そう」と言ってふっと笑うという、母の深い愛が伝わる名場面だった。
公開されたオフショットは同シーン撮影時のもので、椅子に座る石田の姿を捉えた写真と、はるが寅子のために六法全書を買った、本屋の方向を向いた石田のバックショットの計2枚。ファンからは「とても好きなシーン」「何度も見ちゃう」「朝から胸が熱くなりました」などとたくさんの感想が寄せられている。
朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く。(清水一)