『マッドマックス:フュリオサ』狂気の改造車が大集結!マッドな解説映像が公開
荒廃した世界で、狂気に足を踏み入れた戦士の復讐を描く映画『マッドマックス:フュリオサ』から、シリーズのもう一つの主役ともいえる、“マッド”な改造車の数々をキャストとスタッフが紹介する特別映像が公開された。
【動画】マッドな改造車集結!『マッドマックス:フュリオサ』特別映像
1979年の1作目公開時にスタントマン死亡説がささやかれるなど、狂気ともいえる激しいカーチェイスも話題を呼ぶ『マッドマックス』。主人公マックスが搭乗するインターセプターをはじめ、個性豊かな改造車の活躍もシリーズの醍醐味となっている。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)で活躍した女戦士フュリオサの過去を描く本作では、145台もの車両が登場。ジョージ・ミラー監督は「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と『マッドマックス:フュリオサ』を製作する際に注意していたことのうちのひとつが、それぞれの登場人物を象徴するような車両を作ることだった。それらの車両は衣装や髪型、武器、そして彼らが持つあらゆる人工物と同じように、キャラクターの延長にある」と語る。
その言葉の通り、本作に登場する車両は、登場人物を象徴する、狂気的な改造を施されたものばかり。バイカー集団を率いるディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)は、複数の大型バイクに戦車を引かせる「チャリオット」や、全てを踏み潰す巨大なタイヤをそなえたモンスタートラック「シックス・フット」など、パワフルな車両を操る。
ミラー監督は「ディメンタス将軍は、物語のなかで車両を乗り換えるんだ。赤いディメンタスはチャリオット型のバイクに乗り、のちに燃料や戦士たちをより多く手に入れられるようになると、最終的には巨大なモンスタートラックに乗ることになる。そしてそれが彼のキャラクターになる。そしてフュリオサは最終的に、大きく進歩したウォー・タンクの製造を手伝うことになり、それが『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場するウォー・タンクにつながるんだ。彼女の脱出への願いの象徴だよ。車両はキャラクターたちの一部だ」とストーリーに連動した車両の変化にも言及している。
若きフュリオサとして、自身もハードなカーアクションシーンの数々をこなした主演のアニャ・テイラー=ジョイは「今やどの車も我が子のように大切で、どれかひとつなんて選べない」とクレイジーな改造車に対する並々ならぬ愛情を告白。個性豊かな車両が躍動し、破壊される、迫力のカーアクションを期待させる。(編集部・入倉功一)
映画『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日より全国公開