「光る君へ」越前編のキャストは?“中国で最も有名な日本人俳優”も!
吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)が2日放送の第22回から「越前編」に突入する。放送を前に、まひろとその父・為時(岸谷五朗)が遭遇する越前の人々を演じるキャストを振り返ってみた。
前話のラストではまひろと為時が宋人たちが集う松原客館を訪れると、宋人たちが取っ組み合いのけんかをしているところに遭遇。松下洸平演じる宋の見習い医師・周明(ヂョウミン)がちらりと登場したが、第22回では宋の商人・朱仁聡(ヂュレンツォン)、越前介・源光雅(みなもとのみつまさ)、越前大掾・大野国勝(おおののくにかつ)、松原客館の通詞・三国若麻呂(みくにのわかまろ)らが登場する。
宋の朝廷からある密命を負っている朱仁聡を演じるのは、朝ドラ「ブギウギ」で中国の作曲家・黎錦光を演じた浩歌(ハオゴー)。中国を中心に活躍し、2013年11月「ニューヨークタイムズ」と「CNN」ニュース特集で、“中国で最も有名な日本人俳優”としてインタビューを受けたことも。
役人の源光雅を演じるのは、劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」に所属する玉置孝匡。大河ドラマでは「天地人」(2009)、「真田丸」(2016)に出演しており、テレビ朝日系のスペシャルドラマ「ブラック・ジャック」(6月30日放送)が控えている。
光雅と同じく役人の大野国勝にサカイ引越センターのCMに起用されブレイクした徳井優。フリー百科事典ウィキペディアでは、テレビドラマのカテゴリーが局ごとに記されているほど出演作多数。大河ドラマにも「西郷どん」(2018)、「青天を衝け」(2021)など多く出演している。
通詞の三国若麻呂を演じるのは、ドラマ「エルピス -希望、あるいは災い-」の刑事・平川勉役や朝ドラ「ブギウギ」の梅丸楽劇団制作部長・辛島一平役も話題を呼んだ安井順平。現在放送中のドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ・フジテレビ系)では決断力に乏しいが部下想いの病院長・藤堂利幸を好演している。
「越前編」では長年官職を得られず苦労を重ねた為時が、娘まひろの尽力、左大臣・道長(柄本佑)の計らいもあり越前守に。ネット上ではこの展開に祝福の声が寄せられていたが、第22回のあらすじには「為時は早々に激務で体調を崩してしまう」とあり、生真面目な性格ゆえに苦労は絶えないとみられる。(編集部・石井百合子)