実写『はたらく細胞』永野芽郁が赤血球、佐藤健が白血球で主演「僕の集大成」
俳優の永野芽郁と佐藤健が11日、都内で行われた実写映画『はたらく細胞』(12月公開)製作発表会に出席した。人間の体内の細胞を擬人化した清水茜の人気漫画を実写化する本作で、永野は赤血球役、佐藤は白血球役で出演。この日は、2人のキャラクタービジュアルと映画の特報映像も公開された。また、メガホンを取る『翔んで埼玉』や『テルマエ・ロマエ』の武内英樹監督も登壇した。
2018年にアニメ化もされ、これまでに様々なスピンオフ作品が発表されている「はたらく細胞」。赤血球役に抜てきされた永野は「最初、赤血球役と聞いたときはなかなか理解ができなくて……。最初で最後の赤血球役になると思って、撮影を楽しみにしておりました」とオファーの感想を述べ、初体験の細胞役について「芝居でしていることは普段とあまり変わりはない。でも世界観がちゃんとあるので、いつも以上に楽しんで面白くやることができたと思います」と語った。
さらに永野は「初日の日に割と感情を入れてやるシーンがあったんですけど、横を見ると、真っ白な人(白血球)がいて……佐藤さんとは5年ぶりの共演だったんです。真剣なシーンなのに笑いが止まらなくて大変だったのを覚えています。すごく真面目にやっているのが面白かったです」と佐藤との共演エピソードを披露。
一方の佐藤も「この話が決まった時から人に言いたくてうずうずしていたんです。まだ完成していないんですけど、(映像が)つながっているものを観て、非常に面白くて。笑いながら理科の勉強もできる。孫に見せたい作品になりました」と笑顔を見せた。
さらに佐藤は「これは間違いなく我々の代表作になります」と断言。「一番面白いと思います。(永野は)一番ハマっていたんじゃないですか。漫画を読んでいて、この作品のファンになったんです。白血球役もイメージがわいて、これをやるために役者をやってきたんじゃないかって。僕の集大成のような作品になると思います」と意気込みを語る。現場での永野の立ち姿についても「たくさん赤血球がいる中でも、華があった」と絶賛していた。
この日の会場では、作品の世界観に合わせた、ギネス申請も予定されているというマイクロサイズのポスターを公開。縦1ミリ、縦4ミリ、縦10ミリ版が用意され、永野、佐藤、武内監督が顕微鏡を使ってそのポスターを見る演出も行われた。(取材・文:名鹿祥史)