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窪田正孝、4年ぶりのNHKドラマ主演!「宙わたる教室」で謎めいた理科教師に

画像提供:NHK

 俳優の窪田正孝が、作家・伊与原新による同名小説を実写化したNHKドラマ10「宙(そら)わたる教室」(10月8日スタート・毎週火曜よる10:00~)に主演することが決定し、制作開始が発表された。NHK連続テレビ小説「エール」以来、4年ぶりのNHKドラマ主演となる。

【画像】色気漂う…窪田正孝 撮りおろしカット

 原作は、2017年、大阪府のとある定時制高校・科学部の生徒たちが、科学研究の発表会「日本地球惑星科学連合大会・高校生の部」で優秀賞を受賞し、その独創的な研究発表が意外な人物の目に留まり、「はやぶさ2」の基礎実験に参加という想定外の事態にまで発展した、という実話に着想を得て生まれた同名小説。

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 ドラマでは、東京・新宿にある定時制高校・東新宿高校を舞台に、負のスパイラルから抜け出せない不良の柳田岳人(21才)、授業についていくことを諦めかけたフィリピン人の母と日本人の父を持つ越川アンジェラ(43才)、起立性調節障害を抱え、保健室登校を続ける名取佳純(16才)、青年時代、高校に通えず働くしかなかった長嶺省造(76才)という、年齢もバックグラウンドもバラバラな生徒たちが、新しく赴任してきた謎めいた理科教師・藤竹の導きにより、教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指す。

 窪田が演じるのは、27才で博士号を取得し、発表した科学の研究論文は世界的な学術誌に掲載され、研究者としての将来を有望視されていたが、突如として定時制高校の教師になることを決意し、教師をキャリアと見なさない同僚たちからは"終わった研究者"と囁かれる理科教師・藤竹叶(ふじたけ・かなえ)。目的は謎に包まれているものの、優れた洞察力と実験を駆使し、東新宿高校の生徒や教師に化学変化をもたらしていく。

 脚本を、『愛がなんだ』『ちひろさん』などの今泉力哉監督作で共に脚本を手掛けた澤井香織が担当。演出を「猫探偵の事件簿」シリーズの吉川久岳、「大河ドラマが生まれた日」などの一色隆司、『シネコンへ行こう!』などの山下和徳が務める。(高橋理久)

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窪田、伊与原(原作者)のコメントは以下の通り。

窪田正孝(藤竹叶 役)

夜の定時制高校を舞台に、様々な事情や悩みを抱えた生徒たちと向き合う理科教師、藤竹を演じます。
定時制や科学のこと、正直知らないことばかりで原作を読んでいて驚きの連続でした。
科学の面白さ、生徒たちの変化がいかにして宙へと繋がっていくのか、楽しみにしてもらえたらと思います。

伊与原新(原作者)

『宙わたる教室』がドラマになると知ったとき、物語の着想を与えてくれた大阪の定時制高校科学部の皆さんの顔がまず浮かびました。このドラマをきっかけに、彼らが続けてきた活動についても多くの方に知っていただけると嬉しいです。窪田正孝さんをはじめ、キャストの皆さんが東新宿高校定時制科学部とそれを取り巻く人々をどう演じてくださるかはもちろん、小説に登場するさまざまな実験や装置の様子がどのように映像化されるのか、私も興味津々です。科学部の部員たちにそれぞれのタイミングで訪れた青春にエールを送りつつ、彼らの実験がいかにして“宇宙をわたる”のか、ぜひ一緒に楽しんでいただければと思います。

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