ADVERTISEMENT

河合優実、父親役・錦戸亮は「思慮深く、心ある方」連ドラ初主演「かぞかぞ」NHK総合放送にコメント

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」河合優実と父親を演じた錦戸亮
「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」河合優実と父親を演じた錦戸亮 - (C)NHK

 NHK BS で昨年放送されたドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(略称・かぞかぞ)が、9日から総合テレビ(地上波)ドラマ10枠(毎週火曜夜10:00~10:45)で放送を開始するのにあたり、主演の河合優実と原作者の岸田奈美がコメントを寄せた。

【画像】河合優実がワンレンボディコン披露「不適切にもほどがある!」

 本作は、急逝した父親、車いすユーザーの母親、ダウン症の弟、ものわすれの症状が出てきた祖母など、家族とのエピソードをつづった岸田の自伝的エッセイを連続ドラマ化。岸田の実話ベースのエッセイが、家族や関係者への取材によるエピソードや、独自の視点での脚色を加えて表現され、ギャラクシー賞月間賞に輝くなど高い評価を受けた。

ADVERTISEMENT

 主人公・岸本七実を演じた河合は「昨年の放送後、反響を受け、異例の早さで地上波放送が決定したとの知らせを聞いていました。どこにもない面白いドラマができたぞ! と感じていたので、より広く皆さんに届けられることがものすごく嬉しいです」と、地上波放送に歓喜。

 河合にとって、本作は連続ドラマ初主演作でもあり「岸本七実の人生には、私の人生に起きなかったことが、たくさん起こります。その時間を力の限り想像するところからこの役が始まりましたが、不思議なことに、気づけば七実と自分とがぴったり重なってしまうような体感に変わっていました。岸本七実の人物像、『かぞかぞ』という物語、ドラマが与えてくれた数々の素晴らしい出会い、制作現場が帯びていた熱、そして3ヶ月をかけて1人の人になるという連続ドラマならではの体験…色々な歯車があの時自分の中でガチっと噛み合って、奇跡的なものづくりの経験になったのだと思います」と撮影を振り返る。

 「感謝したい人がたくさんいる中で印象的だったことをひとつあげるとするならば、ダウン症のある弟・草太を演じた、吉田葵くんとの出会いです。透明に輝く心を持った、素晴らしい青年です。彼と密度の高い時間を過ごすことができ、まっすぐに心を通わせ合えたことが、自分がこの作品に取り組む中でとても大きなエネルギーになったと思います」

ADVERTISEMENT

 また、父親役を務めた錦戸亮とは、2024年放送のドラマ「不適切にもほどがある!」(ふてほど)で夫婦役として再共演。河合は「まさか、こんなに短い期間でまたご一緒できるとも、親子の次に夫婦とも、思ってもみなかったです。同じく宮藤官九郎さん脚本で、錦戸さん主演のドラマ『ごめんね青春!』を10年前にテレビの前で食い入るように見ていた中学生の私に伝えたらすごくびっくりすると思います」とコメント。

 錦戸との共演について「どちらの現場でも実は共演シーンの数がすごく多かったわけではなかったのですが、『家族だから~』の現場では、思い悩む私に、そんなに考えこみすぎずちゃんと休み休みやりなねと父のような兄のような笑顔と優しさをくれました。そんな言葉を軽やかにかけてくれながらも、面と向かって言葉を交わすシーンでは、なんというか錦戸さんの瞳と肉体から父の愛情が溢れてきて、その大きな熱を私も受け止めました。鮮明に覚えています。思慮深く、心ある方だと思っています」と語っている。

 さらに河合は、地上波の視聴者に向けて「他者との繋がりがどんどん希薄になる今、岸本家が強く強く手を繋ぎあって大笑いしながら明日へ進んでいく姿に、私は力をもらいました。愉快で、たいへんで、楽しくて、どうしようもなくて、うるさくて、むかついて、おもろくて、そんなこんなで生きている人々の物語です。たとえ生きている境遇が違っても、観てくださる皆さんにとって、このドラマが、人生讃歌になったら良いなと思います。良いドラマです! 一緒に笑いながら、ご覧ください!」とメッセージ。

ADVERTISEMENT
「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(C)NHK

 また、原作者の岸田も「奇跡のようなドラマです」と本作を絶賛し「どこにもないのに、どこにでもある家族。笑って泣いて怒って驚いて、ありとあらゆる感情のジェットコースター。観ているだけなのに、まるで同じ人生を歩んでいるかと思うほど愛おしくなる演者たち。昨年の初回放送から会う人、会う人に『とにかく第一話を観てくれ!』と、もう何度言ったかわかりません。度肝を抜きにかかってくる第一話を観てしまえば、もう、あなたは岸本家を応援せずにはいられません。家族という言葉を越えて、家族を描き出すことで、家族を救う本作が、たくさんの人のもとに届く日がやってきて、本当に嬉しいです。河合優実さんが主人公・七実を演じてくれたことの喜びを、わたしはきっと、岸田家の末裔まで語り継ぎます。成長していった七実と、七実の中で成長していった優実さんの姿に、今もずっと支えられています。わたしが流せなかった涙を、あんなふうに流してくださって、本当にありがとうございました」と河合への感謝を述べている。(編集部・入倉功一)

ドラマ10「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」7月9日(火)スタート予定 <全10話>毎週火曜 夜10:00~10:45(総合) /毎週火曜 午後6:15~7:00(BSP4K先行)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT