「光る君へ」道長の息子を演じるのは超売れっ子の名子役 明子がドヤ顔でリベンジ!
吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の28日放送・第29回では、前話に続き道長の二人の妻、倫子(黒木華)と明子(瀧内公美)が火花を散らす場面があり、「本日も怖い女のバトル」「今夜もバッチバチだな」と視聴者を戦慄させた(※一部ネタバレあり)。
第29回「母として」では、幸せに暮らしていたまひろと夫・宣孝(佐々木蔵之介)、幼い娘の賢子(永井花奈)に突然の悲劇が。一方、土御門殿では詮子(吉田羊)の四十歳を祝う儀式が盛大に執り行われ、道長(柄本佑)と嫡妻・倫子の子である田鶴(のちの藤原頼通/三浦綺羅)、道長ともう一人の妻・明子の子である巌君(のちの藤原頼宗/渡邉斗翔)が舞を披露した。
~以下、第29回のネタバレを含みます~
初めは田鶴の舞を「見事なものだ」と感心して見ていた道長だったが、続く巌君の舞はそれを上回るもので明子は得意満面。藤原実資(秋山竜次)は「見事なものであったな」、藤原道綱(上地雄輔)は「さすが道長の子だ」と口々に褒めちぎり、帝をはじめ公卿たちもみな巌君にうっとり心を奪われている様子だった。
前話では道長が明子の暮らす高松殿で倒れた際、倫子が「どうぞ“わが夫”をこちらで看病願いますね」と明子をけん制。務めて穏やかであろうとしながら顔をひきつらせていた明子だが、その時のリベンジとばかりに今回は勝ち誇ったように倫子にお辞儀をしていた。SNSではその様子に「正妻の前でドヤ顔の明子様」「妻バトルこわいよー」「どちらもステージママになっててすごい」とドギマギする視聴者の声が上がっていたが、祝いの場で灯された灯の音がまるで妻たちの胸の内を表しているようだと指摘する声も多く見られた。
この修羅場に一層火に油を注いだのが一条天皇(塩野瑛久)。巌君の舞に感心した一条天皇がその場で巌君の舞の師に従五位下の位を授けたことから、田鶴はショックのあまり一目をはばからず泣き出し、道長は「女院様のめでたき場であるぞ。泣くのをやめよ」とたしなめる始末。その場をヒヤッとさせる事態となり、今後の倫子VS明子のバトルの行方が注目される。
田鶴を演じる三浦(11歳)と巌君役の渡邉(11歳)はいずれも超売れっ子。三浦は大河ドラマ「どうする家康」の織田信長(岡田准一)の幼少期やドラマ「100万回 言えばよかった」「ACMA:GAME アクマゲーム」などに出演し、放送中の「南くんが恋人!?」では南くん(八木勇征)の幼少期に。渡邉はドラマ「厨房のありす」、「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」、映画『法廷遊戯』などで永瀬廉演じるキャラクターの幼少期にふんし、放送中のドラマ「降り積もれ孤独な死よ」では主人公(成田凌)の幼少期を演じている。(石川友里恵)