『ジョーカー2』はルーニー・テューンズ風アニメで始まる 人気アニメーション作家を起用
DC映画『ジョーカー』(2019)の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(10月11日全国公開)は、ワーナーの人気アニメ「ルーニー・テューンズ」にインスパイアされたアニメーションシーンで幕を開けるという。メガホンを取るトッド・フィリップス監督がVarietyで予告した。
【動画】レディー・ガガが踊り狂う…『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』予告編
前作では、ゴッサム・シティでコメディアンを目指す心優しき男アーサー(ホアキン・フェニックス)が、悪のカリスマ=ジョーカーへと変貌した。その2年後が舞台となる続編は、人気番組の司会者マレーを射殺したジョーカーが死刑宣告を受け、ゴッサム精神科病院「アーカム・アサイラム」で謎の女性“リー”ことハーレイ・クイン(レディー・ガガ)に出会うところから物語がスタートする。
副題『フォリ・ア・ドゥ』(フランス語で「二人狂い」という意味)の通り、ジョーカーの妄想がリーやゴッサムの人々に伝染していくさまを描く本作。「いちかばちかの続編」であるというフィリップス監督は、冒頭をジョーカー主役のアニメーションで描く異色のアプローチを採用した。
Varietyによると、アニメーションを開発したのはフランスの人気アニメーション作家シルヴァン・ショメ。長編デビュー作『ベルヴィル・ランデブー』(2002)でアカデミー賞長編アニメ賞(現:長編アニメ映画賞)にノミネートされたほか、『イリュージョニスト』(2010)や『ぼくを探しに』(2013)などの話題作を監督している。
フィリップス監督は「この映画の目的は、人々を狂わせるために製作したと思わせること」とコメント。ジョーカーの狂気が伝染することで「囚人たちが精神科病院を支配する」と予告している。(編集部・倉本拓弥)