香取慎吾「あぁ、連ドラをやってるな」と実感 志尊淳と「日本一の最低男」クランクイン
2025年1月9日からスタートするフジテレビ系・木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜22時~22時54分※初回15分拡大)で共演する香取慎吾と志尊淳が、都内の撮影所で迎えたクランクインの様子とコメントが公開された。
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本作は、区議会議員選挙で当選するためにイメージアップを狙い、シングルファーザーの義弟・小原正助(志尊)とその子供たちと暮らすことになった主人公・大森一平(香取)が、家族の問題と向き合ううちに本気で社会を変えようと立ち上がっていく姿を、笑いと涙と共に描くオリジナルドラマ。香取がフジテレビ系連続ドラマで主演を務めるのは11年ぶり。志尊とは初共演となる。
香取と志尊は、正助の子どもたちを演じる2人の子役と共にクランクイン。初日の撮影は、まず第1話の冒頭、自宅の仕事部屋で誰かと電話で話す一平(香取)のシーンからスタート。現場入りした香取は、スタッフから「主演の香取慎吾さんです!」と紹介を受けると、「よろしくお願いします!」と笑顔であいさつ。続けて、及川拓郎監督が「心は熱く、ものづくりに励んでいきましょう!」と力強く宣言すると、隣で引き締まった表情を見せる。
撮影が始まると、及川監督らスタッフとやりとりしながら、表情の動きや細かい動作にまでこだわり、演技を丁寧に組み立てていく香取。数シーンを撮り終えると、志尊が2人の子役と共に合流。この日、志尊が最初に撮影に臨んだのは、正助と子どもたちが、一平の自宅で初めて顔を合わせるシーン。初のシングルファーザー役に挑む志尊は、カメラが回っていない間も子どもたちと楽しくおしゃべり。その様子を香取が少し離れたところから笑顔で見守り、ドラマの序盤で描かれる“ニセモノ家族”のぎくしゃくした雰囲気とは裏腹に、スタジオには常に穏やかな空気が流れた。
クランクインを迎えた香取は「何か、“あぁ、連ドラをやってるな”っていう実感がすごくあるんですよ。それこそ、今もこうして、急にコメントを求められたりして、“そうそう、この感じ、この感じ”みたいな(笑)。こういう慌ただしい感じは、ちょっと懐かしくもありますね」とコメント。また、自身初となる“最低男”役に「正直“こんなに最低でいいの?”っていうくらい、最低男になりきれているんじゃないかと思います(笑)!」と自信をのぞかせ、初共演となった志尊も「香取さんの人間力がそのまま一平さんに投影されていて、一平というキャラクターは嫌なやつなのですが、ものすごく魅力的なのです。とにかく、一緒にお芝居をする時間が楽しいです」と語っている。
脚本は政池洋佑、蛭田直美、おかざきさとこ、三浦駿斗が担当。演出は「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」「ザ・クイズショウ」などの及川拓郎が務める。香取、志尊のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
香取慎吾
ーークランクインを終えて
非常に活気あふれる現場で、これから3か月、このような現場で仕事ができるんだと思うと、とっても幸せです。何か、“あぁ、連ドラをやってるな”っていう実感がすごくあるんですよ。それこそ、今もこうして、急にコメントを求められたりして、“そうそう、この感じ、この感じ”みたいな(笑)。こういう慌ただしい感じは、ちょっと懐かしくもありますね。
あと、現場に入ったときに驚いたのが、“大森家”のセット。素晴らしく作り込まれたこの一軒家のセットで、今から“ニセモノホームドラマ”が繰り広げられていくんだなって、最初のシーンを撮っているときからもう、ワクワクが止まらなかったです。喜怒哀楽、いろんな感情が詰まったドラマになると思うので、本当に楽しみですね。
ーー“最低男”を演じる難しさは感じていますか?
正直“こんなに最低でいいの?”っていうくらい、最低男になりきれているんじゃないかと思います(笑)! 例えば、子どもたちに対しても、ものすごく冷めた態度を取るんですね。いつもは、“子どもと一緒にお芝居をする香取慎吾”といえば、笑顔で優しいイメージかもしれませんけど、今回は、今まであまり見せたことのない表情を見せられるんじゃないかなと。…まぁ正確に言うと、子どもの前では笑顔でいるけど、誰も見てないところで、とんでもなく最低なことを考えて、最低な顔をしているっていう、一平という人間は、そういうヤツなんですけど(笑)。とにかく、演じていてすごく楽しいです。
ーー志尊淳さんとの初共演はいかがでしたか?
どうやら初対面らしいんですよ。最初の顔合わせで、“はじめまして”とごあいさつしていただいて。僕もこれまで、かなりたくさんの方々と共演してきたので、どこかでご一緒したことがあるかもと思って、“本当に、はじめまして?”って確認したら、“はい、はじめましてです!”って…。だから、僕も敬語を使った方がいいのかな、みたいなところも含めて(笑)、これからしっかりと関係性を築いていきたいと思います。
でもね、そんなことよりも、志尊淳という俳優さんは、とにかくかっこいい(笑)! 僕は一視聴者として、いろんな作品を通じて彼のことを見てきましたけど、画面越しに見るより、実物の方が全然かっこいいです!
志尊淳
ーークランクインを終えて
連続ドラマに出演させていただくのは久しぶりで新鮮ですし、なんといっても今回は子どもたちと一緒にいるシーンが多い、というところが、この作品ならではのポイント。2人の子どもたちとの撮影は、本当に楽しいですね。
ーー小原正助を演じるにあたって、心掛けていることは?
正助は、奥さんを亡くして以来、男手ひとつで2人の子どもを育てながら、仕事も頑張っているんですが、“やりたい仕事”と“やらなくてはいけない育児”をどう両立していくか、という問題に悩み、常に葛藤しているキャラクターなんです。ただ、決してあきらめることなく、彼なりに打開策を常に模索している、前向きな人間です。そして、とても優しい。僕だったら、とっくに爆発しているだろうなという感じなんですけどね(笑)。ですから今後、そんな正助の優しさや繊細さも、しっかり表現していけたらと思っています。
ーー香取慎吾さんとの初共演はいかがでしたか?
クランクインをする前から、かなり脚本を読み込み、自分なりに一平さんというキャラクターをイメージしていたのですが、実際に香取さん演じる一平さんを目の当たりにして、“うわ!! すごい、これが一平さんなのか!!”と感動しました。
香取さんの人間力がそのまま一平さんに投影されていて、一平というキャラクターは嫌なやつなのですが、ものすごく魅力的なのです。とにかく、一緒にお芝居をする時間が楽しいです。
そして個人的に、香取さんの間の取り方、セリフ回し、目線の送り方が最高で、気を抜くと爆笑してしまうので、常に緊張感をなくさないよう心がけています(笑)