悪役から一転「イカゲーム」パク・ソンフン、驚きの振り幅で挑む新キャラに監督も太鼓判「多くの人に愛される」
Netflixで配信がスタートした人気ドラマ「イカゲーム」のシーズン2。多額の借金やトラブルで人生に行き詰まった者たちが、莫大な賞金をかけ、“負けたら即死”のゲームに挑むサバイバルスリラーが再び話題を呼ぶなか、参加番号120番・ヒョンジュを演じる人気俳優パク・ソンフンに注目したい。(ネタバレ注意。以下、一部キャラクターに関するネタバレを含みます)
勝敗の行方だけでなく、ゲームの裏に隠された謎を追うサスペンス要素や、争う者たちの思惑や動機が絡み合う濃密な人間ドラマも支持を集めた本作。シーズン2では、前作で人生のどん底からゲームに優勝したソン・ギフン(イ・ジョンジェ)が、黒幕の正体を明らかにし、狂気のゲームに終止符を打つべく、再びゲームに参加する姿が描かれる。
シーズン2から本作に参加するパク・ソンフンは、これまで、学生時代に受けたいじめの復讐劇を痛烈に描いたドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」でいじめ加害者の一人を演じ、そのあまりの凶悪さが話題に。人気ラブストーリー「涙の女王」では、ヒロインを執拗に狙う学生時代の友人を怪演した。
サイコパスな役どころで視聴者を惹きつけてきたパク・ソンフンだが、今回は全く異なる魅力を放つキャラクターに挑戦。彼が演じる、参加番号「120番」ことヒョンジュは、性別適合手術の費用を得るためゲームに参加したトランスジェンダーの女性。強さと決断力、天性のリーダーシップを持つ人物で、時に仲間を優しく鼓舞し、時には厳しく接して奮起を促すなど、その優しさと強さでゲームに挑む。
この役柄についてパク・ソンフンは「しなやかな強さで固定概念を壊す魅力的な人物です」と語っており、監督のファン・ドンヒョクも「シーズン2に登場する人物の中でも、より多くの人に愛される人物になると思います」と証言。「この地獄のようなゲームの中で、人間が何かを守っていくような姿をヒョンジュを通して見ることができると思うんです」と言及しており、その命運と共に、悪役のイメージを覆すパク・ソンフンの演技も見どころだ。
また本作には、元BIGBANGのT.O.Pことチェ・スンヒョンや、IZ*ONEの元メンバー、チョ・ユリなど新キャストが多数出演している。(編集部・入倉功一)
Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1、シーズン2独占配信中