「岸辺露伴」懺悔室映画化は“予告”されていた!?謎の投稿も話題
7日に公開決定が発表された、高橋一生主演の映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)。荒木飛呂彦の人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ漫画、および小説「岸辺露伴は動かない」を実写化するシリーズの新作で、映画としては2023年5月公開の『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』以来2年ぶり。撮影されたのは昨年秋で、同年5月にシリーズで主人公・岸辺露伴を演じる高橋、担当編集・泉京香役の飯豊まりえが入籍を報告したとあって、SNSでは“夫婦共演”に沸いているが、昨年5月に放送された実写ドラマ4期「密漁海岸」のラストでは、新作の舞台がイタリアであることがうかがえる場面があった。
新作映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は、「岸辺露伴は動かない」の最初のエピソード「懺悔室」(原作には16と記されている)にオリジナルのエピソードを追加し、高橋演じる相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた漫画家の岸辺露伴が、取材旅行で訪れたイタリア、ヴェネツィアで遭遇する事件が描かれる。
実写ドラマ第4期・第9話にあたる「密漁海岸」のラストでは、飯豊演じる泉京香が「食をテーマにした怪奇ミステリー!」「舞台は美食の国イタリア。ぴったりじゃないですかー」「次の取材旅行はこれで決まりですね」と発言していたことから、SNSでは「この終わり方は期待しちゃう」「今度はイタリアですか」「イタリアの伏線たってます」と反応する声が続出。実写化が予測されるエピソードとして、イタリアを舞台にした「懺悔室」「岸辺露伴 グッチへ行く」などが候補に挙がっていた。
なお、2023年1月に映画第1弾『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の公開が発表されたが、前年の年末にドラマ3期・第8話「ジャンケン小僧」のラストでもその“予告”と見られる描写があった。エンドロールの後に泉が「ネタは世界中に転がっている」という露伴の言葉を反復したうえで、思い立ったように「パリ!」と口にし、鞄から写真を取り出して「ルーヴル美術館」とつぶやいたことから、SNS上では次は「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が映像化されるのではないかと期待の声で沸いていた。なお、ドラマの立ち上げから携わってきた土橋圭介(NHKエンタープライズ)は、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の映画化は「妄想レベルではドラマ1期の企画段階からあった」とシネマトゥデイのインタビューで語っていた。
なお、“予告”と言えば、6日よる10時には映画の公式Xに、地面に落ちた紙くずを写した画像が投稿。よく見ると地面には01070700のナンバーがあり、何かしらの予告があるのではないかと期待の声で盛り上がっていた。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』でのパリ・ルーヴル美術館に続き、『岸辺露伴は動かない 懺悔室』では邦画初となるオールヴェネツィアロケを実現。スタッフも渡辺一貴監督、脚本・小林靖子、音楽・菊地成孔/新音楽制作工房、人物デザイン監修・衣裳デザインの柘植伊佐夫らドラマからかかわってきたチームが再集結する。(編集部・石井百合子)