「しあわせは食べて寝て待て」桜井ユキ主演で実写ドラマ化

俳優・桜井ユキが、水凪トリの漫画をNHKがドラマ化する「しあわせは食べて寝て待て」の主演を務めることが明らかになった。加賀まりこと宮沢氷魚が共演し、総合にて4月1日より(毎週火曜22時~、全9話)放送される。
【画像】桜井ユキ・加賀まりこ・宮沢氷魚の共演で「しあわせは食べて寝て待て」ドラマ化!
本作は、健康や仕事など、いろいろなくした主人公が、食や暮らしを少しずつ健全な方向に立て直していくヒューマンドラマ。桜井が一生付き合わなくてはならない病気にかかったことから生活が一変し、週4日のパートで質素に暮らす38歳独身の主人公・麦巻さとこを演じ、新居となる築45年の団地で出会う人々との交流や薬膳料理を通して、心身を取り戻していくさまを描く。
加賀は、さとこの隣に住む大家で、ずっと団地暮らしの90歳・美山鈴役。宮沢は、鈴の同居人で謎が多いながらも薬膳料理が得意な羽白司役を務める。桜井、加賀、宮沢と、原作者・水凪のコメントは下記の通り。(加賀美光希)
桜井ユキ
今まさに撮影の日々を過ごしていますが、「しあわせは食べて寝て待て」この作品のタイトルを噛み締めるような素敵なシーンや言葉がたくさんあります。
私はこの作品を通して、たわいもない日常の愛おしさ、かけがえのなさを改めて再認識しています。
臆病になりながらも一歩一歩踏み出し、人との関わりを紡いでいく主人公のさとこが私は大好きです。
この作品に漂う柔らかな空気をスタッフ、キャストの皆様と一緒に大切に紡いでいきたいと思います。
加賀まりこ
団地で暮らす鈴さんは豊かな人だ。
世間体に囚われず、誰に対しても優しい。80代を生きている私にとって、
彼女の考え方、行動力、ひとつひとつがうらやましい。
お金なんかなくても、家族と一緒じゃなくても、鈴さんは愚痴らない。
むしろ専業主婦だった頃より、生き生きと年齢の壁を越えて、たくましい。
生きたいように生きると、世間は厚かましい人間と白い目で見るが、
鈴さんの厚かましさは、チャーミングで賢い。
演じていて、こんなに気持ちを高揚させてくれる役は初めてです。
鈴さんに怒られないよう、厚かましく、可愛く、画面の中で存在したいと思います。
宮沢氷魚
原作を初めて拝読した時から、この作品のほのぼのした世界観の虜になりました。日々生活をする中で、仕事や人間関係などのストレスや刺激物に身体と心が直面します。なかなか自分を労る時間を取れないのが現代の実情だと感じています。そんな中、この作品を通して「薬膳」で得られる健康について学ぶことができます。誰でも毎日の食事で気軽に実践できるので、楽しみながら「薬膳」に興味を持って頂ければ幸いです。
水凪トリ
原作は1話16ページで心のままに描いたような漫画です。なので連続ドラマにするには難しいと思いましたが、上手に組み立ててくださっていて、放送されるのを今から楽しみにしています。
雰囲気がぴったりの俳優さん方がどう演じてくださるのかはもちろん、薬膳のお料理や団地の様子も楽しみで。
さとこのように健康に不安のある方々がご覧になって、少しでも気持ちが楽になるようなドラマになると良いと思っています。