「日本一の最低男」一平の元部下を演じるのはヘイテツ!俳優デビュー作で先輩・香取慎吾との共演にド緊張

香取慎吾主演のフジテレビ木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜22時~22時54分)の13日放送・第10話では、一平がパワハラで追い込んだとされる元部下のエピソードが展開。演じるのは、オーディション番組「NCT Universe:LASTART」(日本テレビ系)で注目を浴びたヘイテツ。香取と同じ芸能プロダクションCULENに所属する彼にとって本作が俳優デビューとなり、ヘイテツと香取がコメントを寄せた。
ヘイテツが演じる野上慧は、かつてニュース番組のプロデューサーだった一平(香取)の元部下で、一平がテレビ局を辞めるきっかけを作った因縁の人物。2月13日放送の第6話のラストでは、街頭ビジョンに映し出された子ども食堂の活動に励む一平の姿をにらみつける野上が登場。職場で一平から激しく叱責されたことを思い出し動揺する野上の様子から、今もなお一平に対してただならぬ感情を抱いていることがうかがえた。第10話では、その野上が動画配信者として活躍していることが明らかに。彼はニュースの裏側を暴露する動画チャンネル「のがっちのNEWSをKILL」を運営し、20万人以上のチャンネル登録者から支持を集める人気動画配信者となっていた。
一方、一平は無所属で大江戸区長選挙に出馬を決意。一平の出馬表明会見はニュース番組でも報じられるが、記者時代の他局の後輩である星健太(大塚ヒロタ)は、一平がテレビ局を辞めることになった理由が表沙汰になることを心配していた……。
ヘイテツは、2002年5月7日、宮城県で韓国人の父と日本人の母の間に生まれた22歳。2022年に韓国のプロダクション・SM Entertainmentの練習生として渡韓。2023年に韓国のグローバルグループ・NCTが新グループを立ち上げるために行ったオーディション「NCT Universe:LASTART」に参加し、身長184センチの抜群のスタイルと端正なルックスで注目を浴びた。2024年秋、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が参加しているCULENに合流し、「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」を機に、日本を拠点にした本格的な芸能活動をスタートした。
ヘイテツは香取との初共演について「初対面ではなかったんですが、これだけ長い時間、ご一緒するのは初めてで。やっぱり、僕が子どもの頃からずっとテレビで見ていた方ですから、とても緊張しました。でも今回は思い切って、大先輩の背中に乗っかっちゃおう…いや、胸をお借りしよう、と(笑)。ですから、実は撮影に入る前、“今回はたくさんご迷惑をお掛けすると思いますが、すみません”と事前に香取さんに謝っておくべきかどうか迷っていたんですね。でも、そんな言い訳をするのは、ただの甘えだと思って、結局、特に何も言わずに撮影に臨みました。そんなこともあって、現場では香取さんとあまりお話ができなかったんです。もしかすると、香取さんから“人見知りな子だな”と思われているかもしれません(笑)」とコメント。
香取は「一平と野上が2人きりで話すシーンがあるんですが、まさかあそこまで緊張感のある空気になるとは…(笑)。1話の頃からは想像もつかないような、かなり緊迫したシーンになっていると思います。緊張すればするほど楽しくなってくるタイプの僕としては(笑)、とても充実した時間を過ごすことができましたね。彼の眼の奥に秘めた力強さを感じながら、なんとか負けないように頑張りました!」とヘイテツとの撮影を振り返っている。
ヘイテツ、香取、プロデュース・北野拓のコメント全文は下記の通り。(石川友里恵)
ヘイテツ
初めてのドラマ収録を終えて、今の心境は?
「撮影が終わるまで、ずっと肩の荷が重たかったです(笑)。制作陣の方々から、僕の至らない部分を教えていただきながら、そして自分でも試行錯誤を重ねながら、なんとか乗り切れたかな、という思いです」
野上慧という人物を演じる上で、心がけたことは?
「野上の正義感の強さや、自分の信念に対する頑固さは、僕自身の中にもあると思います。ただ野上の場合は、自分の正義というものに、若干矛盾も感じているんじゃないか、という気がしていて。そういう繊細な部分をどうやったら表現できるのか、意識しながら演じたつもりなんですが、やっぱり難しかったですね。でもそんな風に、いろいろなことに気づかせてくれたり、考えるきっかけを与えてくれたこの野上というキャラクターに、とても感謝しています」
香取慎吾さんとの初共演はいかがでしたか?
「初対面ではなかったんですが、これだけ長い時間、ご一緒するのは初めてで。やっぱり、僕が子どもの頃からずっとテレビで見ていた方ですから、とても緊張しました。でも今回は思い切って、大先輩の背中に乗っかっちゃおう…いや、胸をお借りしよう、と(笑)。ですから、実は撮影に入る前、“今回はたくさんご迷惑をお掛けすると思いますが、すみません”と事前に香取さんに謝っておくべきかどうか迷っていたんですね。でも、そんな言い訳をするのは、ただの甘えだと思って、結局、特に何も言わずに撮影に臨みました。そんなこともあって、現場では香取さんとあまりお話ができなかったんです。もしかすると、香取さんから“人見知りな子だな”と思われているかもしれません(笑)」
香取慎吾
ヘイテツさんの印象は?
「僕よりも背が高くて、迫力があるんだけど、役柄と相まって、気弱でナイーブな部分も垣間見えて。それでいて、どこか鋭さも感じさせる、とても個性的な役者さんだと思いました」
ヘイテツさんとの初共演はいかがでしたか?
「一平と野上が2人きりで話すシーンがあるんですが、まさかあそこまで緊張感のある空気になるとは…(笑)。1話の頃からは想像もつかないような、かなり緊迫したシーンになっていると思います。緊張すればするほど楽しくなってくるタイプの僕としては(笑)、とても充実した時間を過ごすことができましたね。彼の眼の奥に秘めた力強さを感じながら、なんとか負けないように頑張りました!」
プロデュース:北野拓(フジテレビ ドラマ制作部)
「ヘイテツさんと初めてお会いしてお話をさせていただいた際に、唯一無二の存在感に圧倒されるとともに、今の時代を生きる20代の繊細さと真面目さを併せ持つ方だと強く感じました。そうしたご本人の持つ“ドキュメント性”がこのドラマには必要不可欠だと考え、香取慎吾さん演じる主人公・一平の過去のパワハラ疑惑の相手という終盤のキーパーソンになる役柄に起用させていただきました。映像作品では初めての演技とのことでしたが、香取さんとも堂々と対峙してお芝居をされていました。新しい才能の出現を楽しみにしていただければと思います」