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【一部ネタバレ】「御上先生」真山弓弦の座り方に変化「御上先生と神崎くんに会って…」堀田真由が告白

よく見ると…真山弓弦の座り方に変化
よく見ると…真山弓弦の座り方に変化 - (C)TBS

 エリート官僚が教師となり、令和の高校生とともに日本の権力と教育に挑む日曜劇場「御上先生」(TBS系・毎週日曜よる9時~)。主演の松坂桃李はもちろん、生徒役の若手俳優陣の熱演など見どころは多いが、中でも注目なのは、殺人事件を起こした真山弓弦(まやま・ゆずる)役の堀田真由。心の変化の濃淡が激しい難しい役柄に真摯に取り組む彼女がインタビューに応じ、撮影現場や共演者について語った。(以下、第9話の内容を一部含みます)

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松坂桃李と朝ドラぶりの再共演

朝ドラで共演経験がある堀田真由&松坂桃李 - (C)TBS

 第1話の冒頭、国家公務員採用総合職試験の会場で、受験生が背中から刺されるという衝撃的なシーンで幕を開けた本作。その犯人であり、キーパーソンとなるのが弓弦だ。弓弦はすでに逮捕されており、登場シーンはほぼ拘置所の接見室。芝居を交わすのも御上と、その生徒であり事件の遠因となった神崎拓斗(奥平大兼)、そして母である冴島悠子(常盤貴子)だけといっていい。

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 堀田は「1人だけ区切られているシーンが多かったので、『孤独だなぁ』と思っていました(笑)。そのセットを出ればコミュニケーションを取れる場はあるのですが、人を殺めてしまうという、わたしの感覚では到底想像できない人を演じなければならないからこそ、集中が途切れてしまうと怖いので、松坂さんやみなさんとは、あえてあまりコミュニケーションをとらないようにしていました」と自身の役柄ゆえの撮影現場の居方を明かした。

 松坂とは、NHK連続テレビ小説「わろてんか」(2017)で10代のころに共演している。「時を経て、また違った形でご一緒させていただけることが、とても感慨深くて。あの頃のわたしはまだ作品数も少なく、わからないことばかりだったので、今回は成長した姿をお見せできたらいいなと思いながら対峙させていただきました」と共演シーンへの思いを語る。「松坂さんはあの頃と変わらず、どんな時でもフラットで、すごく周りを気にかけてくださる柔らかい印象があります。撮影中はほとんどお話しませんでしたが、先日クランクアップした時に、『大変な役を、本当にお疲れさまでした』とおっしゃってくださって、握手を交わさせていただきました。見ていてくださったんだな、とうれしく思いました」

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 奥平とは初共演だったが、彼のデビュー作『MOTHERマザー』など、過去の出演作品はチェックしていたという。「これからお芝居の世界で生きていく同世代として、いつかご一緒できたらうれしいなとずっと思っていた方のお1人でした」と明かし、「神崎という役がそうなのかもしれないですが、少年っぽさと大人の狭間の大事な部分を行き来されているという感じがあって、本当に役にピタッと合うなと思いました。生徒役のみなさんとご一緒している時は、年相応の男の子だなと感じますが、集中するお仕事の場になると大先輩とも対等にコミュニケーションを取られている姿を何度もお見掛けしました。たぶん、わたしがあの年齢の時はできなかったことだなと」と感心する。

母・冴島悠子と対面「ずっとお会いしたかった」

母・冴島悠子とも対面(画像は第9話より)- (C)TBS

 そして、第9話で学校ぐるみの不正に関わっていることが判明した母・冴島悠子役の常盤とも初共演となった。「ずっとお会いしたかったのですが、なかなかお母さんと会えない話の運びで(笑)。ありがたいことにわたしはほぼ順撮り(シーンの順番通りに撮影する)だったのですが、お母さんとはとても心に来る大事なシーンで初めてお会いしました」と撮影の裏側を語る。「常盤さんはとても物腰の柔らかい方で、はじめてお会いしたとは思えなかったです。撮影の時はわたしが集中しているのを汲み取って、話しかけないようにしてくださっていました」と、常盤の心遣いを明かした。「でも終わってからは、わたしが入れていた差し入れを『とても美味しかった!』と言ってくださったり、スタッフさんが作ってくださっていたカレーを誰よりも無邪気に喜んでらしたり、とても可愛らしくて。冴島さんとはぜんぜん違った一面を、現場で拝見することができました」

 接見室という特殊な場所でのお芝居は、「全てを見透かされているような感覚」だったという。しかも、歩き回ったり小道具を使ってキャラクターを深めたりといったことができない。だが、堀田はそんな中でも工夫をしていた。「部屋に入って来て座る時、心と実際の距離を取っているように見えたらいいなと思って最初のころは椅子をいつも引いていました。御上先生と神崎くんに会って、自分や社会と向き合えてきた状態では、椅子を引かずに座っています。そこは自分なりのこだわりで、考えてやっていました」

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 「弓弦は最初、御上先生や神崎くんを拒絶しているように見せていますが、本当はビシビシ伝わっているというキャラクターです」と明かし、「台詞がないところの表情はものすごく意識しながら演じました」と芝居の軸を示した。「今回に限らず、お芝居をする相手の台詞をちゃんと聞くというのはいつも意識しています。そのニュアンスだったり、流れている空気によっても、わたし自身が発するものが変わってくるので」と自身の芝居への挑み方を語る。後戻りできない弓弦の人生に、彼女はどう向き合うのか。最終話までしっかりと見届けたい。(取材・文:早川あゆみ)

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