【ネタバレ】「御上先生」“プランオカミ3”発動　御上＆槙野、最終話で怒涛の畳みかけ

2025年3月23日 22時19分

　日曜劇場「御上先生」（TBS系・毎週日曜よる9時～）の最終話（第10話）が23日に放送され、隣徳学院・霞が関・永田町をつなぐ不正の証拠を揃えた主人公・御上孝（松坂桃李）が最終対決に挑んだ。（以下、最終話のネタバレを含みます）

　「御上先生」は、文科省のエリート官僚・御上孝（松坂）が、高校教師として隣徳学院3年2組の高校生たちを導きながら、汚い大人たちの権力によって子供たちが犠牲になっている現実に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。

　県内ナンバーワン進学校である隣徳学院は、裏で不正入学を働いていた。永田町からの不正入学の要望を、御上の上司である文科省総合教育政策局局長・塚田幸村（及川光博）を通じて3年の学年主任・溝端完（迫田孝也）につないでいた。学校側は、見返りとして不正入学者からの寄付や莫大な助成金を貰っていた。理事長の古代真秀（北村一輝）は塚田と古い知り合いで、不正入学者だった3年2組の生徒・千木良遥（高石あかり※高ははしごだかが正式表記）の父親も関与していた。永田町と霞が関を取り持っていたのは、“闇の仲人”（なこうど）と呼ばれた中岡壮馬（林泰文）だ。

　神崎拓斗（奥平大兼）ら3年2組の生徒たち、“ヤマトタケル”として文科省の不正の動きを調べていた同僚・槙野恭介（岡田将生）たちの協力もあり、御上は不正の証拠をそろえた。「いよいよ始まるな。日本の教育が生き残るための戦いが」と話す槙野に、御上は「不正を暴くことが目的じゃない。教育のシステムが変わらないと意味がないんだ」と伝える。最後の勝負に出た御上は、槙野と共に“プランオカミ3”を発動する。

　古代、塚田、中岡、御上が集まっている料亭に槙野が現れると、御上は不正を暴露する記事が掲載されると古代らに伝える。「永田町と霞が関、そして隣徳の癒着した関係が、闇の仲人によって育まれ、ひとりの罪のない若者が刺殺されるまでの誰も想像しなかったバタフライ・エフェクトの物語です。神崎くんが書いて父親に託した。まさに自律。あなたの教育が、素晴らしい成果を出した瞬間を目撃できますよ」と御上は畳みかける。

　塚田から記事の差し止めを要請されるも、御上は「それはできません」とばっさり。「生徒たちが必死で考えて、苦しんで出した結論です。不正入学をさせられた千木良さんが自ら書いてくれと言った。神崎くんが満身創痍でそれに応えた。差し止めなんて選択肢あるわけがない」強気な姿勢で返した。

　呆れた塚田が「バカバカしい。わたしは帰りますよ」と襖（ふすま）をあけると、そこには警視庁捜査2課の刑事が待機していた。「ハメやがったな！」と激昂する塚田に、槙野は「はい。“プランオカミ3”発動させていただきました」と笑顔で伝えた。

　絶妙な連携で不正を公にしてみせた御上と槙野。最終話では、二人が仲睦まじく会話する微笑ましい一幕も描かれ、SNSでは「最強のコンビ」「ニヤニヤが止まらない」「空気感良すぎ」と同期コンビに対する反響が多く寄せられている。（編集部・倉本拓弥）