A24製作『MaXXXine マキシーン』監督も惚れ込む日本版ポスター公開

　A24が製作した、映画『X エックス』（2022）、『Pearl パール』（2023）に続く三部作ホラーの第3弾『MaXXXine マキシーン』の日本版オリジナルポスタービジュアルと本予告映像が公開された。

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　本作は、『X エックス』で描かれたテキサスで起きた猟奇的殺人事件の現場から、ただ一人逃げのびたポルノ女優・マキシーン（ミア・ゴス）の6年後を描く完結編。1985年、全米を震撼させた連続殺人鬼「ナイト・ストーカー」の恐怖に包まれるハリウッドで、“本物のスター"を目指してスターダムへ上り始めたマキシーンのスター街道を追う。

　日本版ポスターは、グラフィックデザイナーの大島依提亜による完全オリジナル。シリーズの日本版ポスターは、ウェスト監督も、毎回「完成したら送って」と依頼するほどお気に入り。全米公開時のポスターは、スターのようにフラッシュを浴びるマキシーンのビジュアルだったが、日本版は『X エックス』『Pearl パール』の劇中で、ずっとパールがコンプレックスにしていた「ブロンド」で、1980年代に流行したソバージュになったマキシーンがグリーンのスタジャンを着用し、銃を片手に印象的なアイメイクをした、挑発的な仕上がり。「スターになるの」というキャッチコピーは、『Pearl パール』の日本版ポスターと同じもので、マキシーンとパールが重なるような、印象的なデザインとなった。

　マキシーンを演じたミア・ゴスは、「マキシーンを演じていた時、進化という言葉がしっくりきて、彼女をスーパーヒーローみたいに考えるようになったの。彼女は自分を邪魔する奴らの圧力に屈しない。灰から蘇るフェニックスのように人生の試練と苦難を乗り越えていく。当時のポルノスターというよりもスーパーヒーローとして演じた。ものすごく面白い体験になった」と話している。

　本予告映像では、ホラー映画の主演をゲットし映画俳優としてのスタート地点に立ったマキシーンの前に、殺人鬼「ナイト・ストーカー」の報道や、彼女の過去を知る謎の私立探偵、彼女の周囲でばかり事件が起こることを訝しむFBIなど、夢をはばむ“敵”が登場。邪魔する者たちを“ぶっ潰す”マキシーンの姿が映し出される。さらに、アルフレッド・ヒッチコックの傑作ホラー『サイコ』で知られる「ベイツ・モーテル」の看板も登場。本作の撮影は、実際に、アルフレッド・ヒッチコック財団が脚本を読んだうえで快諾しており、許可を得て実現した。

　本作ではミアを筆頭に、『TENET テネット』のエリザベス・デビッキ、Netflixシリーズ「エミリー、パリへ行く」のリリー・コリンズ、名優ケヴィン・ベーコン、モーゼス・サムニー、ジャンカルロ・エスポジート、ミシェル・モナハンら豪華キャストが集結する。（編集部・入倉功一）

映画『MaXXXine マキシーン』は6月6日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開