アカデミー賞、スタント賞の新設を決定!2027年公開作品から対象

2027年公開の映画が対象となる第100回アカデミー賞から、スタントデザイン賞が新設されることになった。現地時間10日、主催の米映画芸術科学アカデミーが発表した。
アカデミーCEOのビル・クレイマーと会長のジャネット・ヤンは「映画の黎明期から、スタントデザインは映画作りに不可欠な要素でした。わたしたちはそうした技術的・創造的なアーティストたちの革新的な仕事をたたえ、この記念すべき機会に至らせた彼らの貢献と献身を称賛します」と声明を出した。
スタント賞新設に関しては、映画『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督、『フォールガイ』『ブレット・トレイン』のデヴィッド・リーチ監督らが旗振り役を務めてきたことで知られる。
アカデミー賞会員の制作&技術支部には100名以上のスタントパーソンたちが在籍している。ノミネート資格や投票ルールについては2027年、第100回アカデミー賞全体のルールと共に発表予定だ。
なお、2025年公開の映画が対象となる第98回アカデミー賞からは、キャスティングディレクターを対象にしたキャスティング賞が新設されて全24部門となることが決まっている。そして第100回アカデミー賞からスタントデザイン賞が加わり、全25部門となる。(編集部・市川遥)